米軍が沖縄に駐留しているのは、日本を守るためではなく、沖縄を出撃基地として世界へ飛び立つためだ。そんな米軍の駐留によって多くの犠牲がでている。 沖縄に米軍基地があることによる被害 ※復帰後574件 沖縄米軍人・軍属が凶悪犯罪を起こしている(琉球新報) 米軍構成員による凶悪犯罪(殺人・強盗・放火・強姦)は1972年5月15日から2015年末までの間に574件発生し、741人が摘発されている。 ※米軍関係者の凶悪犯、沖縄県人等の2.3倍(沖縄タイムス) 過去10年に県警が摘発した凶悪犯の数を米軍関係者と県人等で比較すると1万人当たりでは米軍関係者は1.03人で県人等0.45人の2.3倍だった。 沖縄米軍基地はそもそも日本を守るために造られたものではない ※沖縄 空白の1年 1945−1946 〜基地の島はこうして生まれた〜(NHK) ・沖縄戦後、アメリカは県民を収容所に閉じ込めている間に基地建設を行った。 ・当初は、日本本土の攻撃に向けた出撃の拠点として作られた。 ・日本敗戦後も、沖縄を共産主義勢力に対する前線基地にするために整備し続けた。 ・朝鮮戦争、ベトナム戦争の際、最重要拠点として使用され、沖縄で訓練された米兵が罪も無い多くの人びとの生活と命を奪っていった。 イラク戦争、アフガニスタン戦争でも沖縄で訓練された部隊が派遣された 「この誤った戦争により、イラクはあまりにも壊滅的な打撃を受け、人命を奪われた。アメリカ、ジョンホプキンズ大学ブルームバーグ公共衛生大学院の研究では、2003年のイラク戦争の結果として約65万5千人のイラク人が死亡したと推定している」。 ※イラク戦争で奪われた莫大な人命の犠牲- 総括をしないのは人類の汚点 伊藤和子 (弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長) 「圧倒的な火力を持った軍用機からの爆撃が、下にいる人たちを殺害していく。『誤爆』という言葉はまやかし、1人か2人のターゲットがいたらかまわず攻撃する。それ以外の死者は『付随的被害』と呼び、どれだけ市民が死んでも気にもしない」。 ※攻撃された側を取材し伝えた 広河隆一 わたしの半生より(朝日新聞9/28夕刊) 安倍政権は辺野古新基地建設と東村高江ヘリパッド建設を強行に押し進めていっている。沖縄は新基地建設阻止!米軍基地撤去!米軍海兵隊撤去!の民意を示し続けているにもかかわらず 政府の対応は日本国憲法の三大原則、主権在民、基本的人権、戦争放棄に背いており、沖縄県民の平和的に生きる権利を侵害している。沖縄県民は決してあきらめない。『不屈』の精神で、基地を造らせない。 「沖縄の大地は、再び戦場になることを拒否する。基地となることを拒否する」。 ※『米軍が最も恐れた男-あなたはカメジローをしっていますか-』(TBS報道の魂)より 本文17 2016年11月5日 発行に当たって 1. 「自民党憲法改正草案」は憲法ではない 2. 憲法は古いから変えなければならないか 3. 「押しつけ憲法」でなぜ悪い? 4. 押しつけだから無効だとすればどうなる? 5. 憲法は私たちの生活とどうかかわっているの? 6. 憲法があれば足りるか 7. 自民党改憲草案の4つのポイント 8. 人権の根幹──天賦人権説を覆すことはできない 9. 「公共の福祉」から「公益と公の秩序」へ 10. 国民は国のやることに反対してはいけないのか 11.「憲法は国家権力を縛る規範」とは 12.「新しい人権」条文化の危険 13. 家族は助け合わなければならないか 14.「天皇の元首化」はどう問題か? 15. 攻められたら防衛しなければならないので国防軍は必要? 16. 憲法9条を変え「自衛隊」を規定すべきか 17. 沖縄米軍基地は日本を守るためにあるのか 18.「緊急事態条項」は必要か 19. 戒厳令になるとどんなことが起こるか 20.「護憲」運動は保守か、改憲は「改革」か (補)改憲を目指す人たち |
Tweet |