国民主権は、憲法三大原則の柱のひとつですが、象徴天皇制は、国民主権に反し、「法の下の平等」(14条)に反する矛盾した存在です。 大日本帝国憲法のもとで、天皇は「神聖にして侵すべからず」と軍の統帥権を含めた国家権力の全権=「天皇大権」 を握っていました。 象徴天皇制は大日本帝国憲法のような絶対的権力を持った天皇とは違いますが、実際は決して象徴=単なるかざりとして存在したわけではありません。 建国記念の日制定(1966)、元号法制定(1979)、国旗国歌法制定(1999)など天皇と天皇制が社会に押しつけられてきました。マスメディアが天皇と天皇制を批判するのはタブーであり、教育現場には、天皇を称える「日の丸」「君が代」起立斉唱が教職員に押しつけられています。
はじめに Q1 憲法と法律とはどう違うか? Q2 日本国憲法の根本にあるものは? Q3 「公共の福祉に反しない」とは何に反しないこと? Q4 権利と義務とはワンセット? Q5 人権が認められるのは「国民」だけ? Q6 国民主権と象徴天皇制は矛盾では? Q7 憲法第9条が放棄したのは? Q8 日本国憲法は押しつけ? 日本の自由民権運動と世界的な人権思想の流れの中で生み出された日本国憲法 日本国憲法と自民党改憲草案の比較 [参考] ※自民党日本国憲法改正草案 Q&A(pdf) ※大日本国憲法・日本国憲法・自民党憲法改正草案比較表(pdf) ※自民党憲法草案の批判のために(リブ・イン・ピース☆9+25) |
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