[速報]泣き、笑い、感動し、「慰安婦」問題解決への思いを新たに
2.22「オレの心は負けてない――在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい」上映会
〜「戦争と女性の人権博物館」建設に向けて〜

 2月22日、大阪市の浪速人権文化センターで「オレの心は負けてない――在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい」上映会を行いました。参加者は約60名で、多くの若い学生の方たちも参加してくれました。昨年の梁澄子さんの講演会を受け、もう一度映画を観たいという気持ちから開催したもので、観るのは2度目、3度目という参加者も多かったのですが、あらためて宋神道さんと支援者の人たちの闘いに泣き、笑い、感動し、「慰安婦」問題解決への思いを共有しました。
 上映の後の感想会では、次々と被害者たちが亡くなっていく現状のもと、これまではやはり在日の女性達が前に出ていた「慰安婦」問題解決のための取り組みを日本人が、そして男性が、若い人たちが担っていきたいという発言などがありました。堺市や大阪市での自治体決議の取り組みや法律制定の運動、「博物館」建設カンパ活動、映画会などさまざまな取り組みが各地で行われています。そのような取り組みが世論を喚起し、政府を動かしいく力になっていくようさらに運動を進めていきたいと思います。
2.22上映会案内

2009年2月23日
リブ・イン・ピース☆9+25


2.22「オレの心は負けてない――在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい」上映会でのアンケートより

映画『オレの心は負けてない』の感想をお書き下さい。
■今回は2度目でしたが、初めて見たときとはまた違った角度から、今回改めて見て、また新たな感動を得ました。一度目は、「生き証人」として語られる事実に、そして、それなのに、真っ直ぐに「死ぬより生きる」ことを選び、「これから生きる子どもたちに」とメッセージを発信する姿に感動し、上映中、涙がずっと流れていたのを覚えています。
 2度目の今回は、宋神道さんの言葉を、ひとつひとつ聞きも漏らさないようにと見ました。やはり感動しかありません。「オレの心は負けていない」。その言葉の重みをかみしめなければと思いました。

■梁澄子さんの話を聞いたので、宋神道さんの姿を見るのが興味津々(?)でした。映画を見て、チャーミングなオバさんで、笑ってしまえるのが驚きでした。その背景にある重さは切実ですが。

■以前、台湾のアマーの話を聞かせていただいたことがあるのですが、宋さんのパワフルさにとても驚きました。

■すごいおばあちゃんだなと思いました。
 複雑で難しい問題ですが、自分に何ができるか考え始めました。

■3回見ました。宋神道さんの問い掛けていることに、私も答えられるように頑張りたいと思いました。

■謝罪という当たりまえ、当然の主張、願いが実現されなかったくやしさを肌身で感じました。それでもなお元気で、心は負けていないと言った宋さんをすごい人だと感じました。

■在日コリアンという集団に分類され、また地域の保護者・兄・妹の世代に当たる人々の高い意識の下、若いころより自分をとりまく問題についての知識は多かったです。
 しかし被害を受けた女性が自分の思いを熱く語るシーンを初めて見ました。自分と同世代の周りのたわごとにすぐ流される者達に見てほしいと強く思いました。

■普遍的に「戦争はいけない」と訴え続ける宋神道さんに対して「日本」が大きな壁としてたちはだかっていることを痛感した。
宋神道さんが最初にチョゴリを着ることを拒否したのが印象的でした。
内面化された植民地支配による「日本」がいかに根深いのかも考えさせられました。

■ソンシンドさんから、勇気をもらいました。
(勝手かも知れませんが…)
上映、広げていきたいです!

■今日は2回目でした。
 初めて見た時「在日朝鮮人男性としておまえは何をしてるのか?」というのを問いかけられ訴えられているように感じました。
 それ以来自分の立場から、この問題に対しどのようにアプローチできるのかということを考えてはいたのですが、実際行動に移せていませんでした。
 今日をきっかけに、現実的な「立法」という方法に自分も支援するという形でアプローチしていこうと思います。

■“オレの心は負けてない”といわしめたものは??
ひじょうに重い深い言葉

■2回見てもたりないです

■この問題はずっと関心があり、集会や本も読んでいましたが、前に上映される時見られなくて、本を先に読んだ時、大変ショックでした。
 感動して言葉になりません。
 重い問題で・・・・・この問題にふれると、自分自身に問題をつきつけられている感じになります。BooKを読んでとWhoにすすめたいです。

■胸にこみあげてくるいかりやいきどおりやで涙がとまりませんでした。
宋神道さんのすばらしさに心がゆさぶられました。2回目でしたが、本日きてよかったです。

■いろいろ思うことはありましたが、裁判の判決で事実は認めているが、・・・・いろいろな言い訳をつけて謝罪さえもしないということに腹が立つという気持ちと、日本は心のない国だと思いました。僕は日本人なので自分の国がこんな国ではだめだと思うので、もっと心のある国にするために謝罪させるよう動いていきたいと思います。

■終わっていない問題を再確信できたような気がします。

■「慰安婦」被害者の方々が日本政府に対し、裁判を起こしていたという事実自体を知らず、今日この映画で初めて知りました。それ以前に「慰安婦」という言葉を知ったのも数ヶ月前のことでした。
 この映画を観て感じたのは、時間が経過しているために、謝罪の責任がないという事実に憤りの気持ちとともに、人には絶対に話したくない心の傷を公の場でさらけ出さなければならないのに冗談を交えながら笑顔でパワフルな宋神道さんの姿に励まされ元気をもらえる映画であったと思います。

日本軍「慰安婦」のことについてどのようにお考えですか?
また映画を観てなにか変わるところがありましたでしょうか?
■・どんなことがあっても「オレの心は負けていない」「さびない」という宋神道さんの姿勢。
 ・「心」を合わせるという気持ち。
 ・いつも前向きに笑い飛ばす力強さ。
 ・「支える」「運動する」にあたっての「支える会の人たち」の活動姿勢。
 どれも、これからの自分自身の生き方、物の見方、種々取り組むときの姿勢etc.を考えさせられ、変わりました。

■裁判で、国が“慰安婦”の存在を認めていることを知り、よかった。

■日本政府は謝罪すべきである。
 レイプ犯罪が現在の日本でも増加しているが、慰安婦問題の解決が、今の日本の社会問題解決にもつながると思います。

■人間の根本に関わる性の難しい問題だと思いました。

■考え方をまた新たにしました。強い思いを持ちました。

■現在、「人間はみな平等」という考え方が主流で日本人も朝鮮人も韓国人も関係ないやんとよく聞きます。
 しかし、国家・民族という概念のもとになされた犯罪は国家間の政治的思惑を含まない謝罪を宣言する条約の締結によって一つの区切りをえなければならないと考えています。

■日本人、在日とかにとらわれる問題ではない。みんなの問題だと思った。自分のハラボジ、ハルモニが関係あったかもしれない(加害、被害)。
なかったにしても、共生社会、平和を願うなら知らなきゃいけない問題だ!!
しかし、知る機会が少ない。あるいは少ない。興味をもたなければ知ることができない現状だ。それって問題じゃないかと思う。
「興味を持つチャンス」をもっと作ってほしい。今の日本では知るチャンスがないから。宋神道ハルモニが勇気を出して声をあげているのに、それが一般の人達に届かないのが悲しいしくやしい。
自分が今できることは「知る」ことだと思います。

■奈良でも自治体決議をと思っています。
とても反対勢力の強いところなので、どうなるか心配ですが、カンパだけでもと思います。がんばります。

■上映会をあちこちでして、1人でも多くの人に知ってもらいたいです。

■とても許せないこと。日本政府と今の日本人として、この問題に謝罪ときっちりした補償ができていないことは、はじだと思っています。

■男性が考える問題。とくに。

■「慰安婦」という言葉を知ったのが、つい最近のことでした。 戦争は悲惨なもの、二度と繰り返してはいけないことであるという漠然とした考えはもとからありましたが、実際に戦争でどのような非人間的なことが行われていたのかを知ることが出来て、さらにその思いを強くすることができ、向き合わねばならない事実を知らなかったことにショックも感じました。

宋神道さんをはじめ、被害女性の方々にメッセージなどおありでしたら、お書き下さい。
■宋神道さんからのメッセージ、「バカな戦争をやっちゃいけない」「これから生きる子どもたちに自分と同じような思いをさせてはいけない」をしっかりと受け止め、一人でも多くの人々に日本政府が行ってきたこと、宋神道さんたちが受けた歴史を伝えて行きたいと思います。その世論の高まりで、一刻も早く宋神道さんたちが元気なうちに、日本政府の謝罪と国家責任を認めさせ、残りの人生を「真の魂」解放させてあげたいと思います。

■宋神道さんのキャラクターに魅了されました。

■貴重な話を聞かせていただき、ありがとうございました。

■頑張ってください。陰ながら応援しています。

■僕は絶対に20世紀の犯罪を忘れません。そして人々に石を投じてゆきます。

■何もできていない自分がなさけない・・ごめんなさい。

アンケートにご協力ありがとうございました。
2009年3月12日
リブ・イン・ピース☆9+25


パンフレット
「オレの心は負けてない」上映運動から見えてきたもの
―― 梁澄子講演録 ――



2009年1月25日発行
リブ・イン・ピース☆9+25
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 この小冊子から得られる利益は全て、戦争と女性の人権博物館の建設募金に充てられます。