III.ヨーロッパ (1)政府・警察の妨害に抗して。50万人がロンドンを埋め尽くす イギリスでは、ストップ戦争連合など反戦団体の呼びかけで、50万人もの人々がガザでの停戦を要求し、親パレスチナの行動を中傷しようとする政府の試みに反対するために、英国全土で集会、行進、座り込みに参加しました。結集の中心はロンドンで、オックスフォード・サーカスとピカデリー・サーカスを封鎖し、トラファルガー広場まで行進しました。 マンチェスターでは、推定20,000人が市の中心部を行進し、数千人がピカデリー駅を占拠して停止させました。口々に、「パレスチナはいつまでも立ち続けるし、彼らが自由になるまで、われわれは立ち止まらない」と述べました。スコットランドの街路も何千人もの抗議者で埋め尽くされました。 ストップ戦争連合のHP ※英国全土で数十万人がガザ停戦の呼びかけに参加 ※パレスチナ連帯:英国で急速に発展する巨大な運動 米国のANSWER連合と共に、イギリスでは、イラク反戦を牽引したストップ戦争連合が運動をリードしています。同連合は、パレスチナ連帯キャンペーン、アル・アクサの友、英国ムスリム協会、パレスチナ・フォーラム・イン・ブリテン、核軍縮キャンペーンなどと協力し、「ガザに自由を。虐殺を止めよう。包囲を終わらせよう!」を掲げ、今週末、11月11日(土)にも、「パレスチナのための全国行進 - 今こそ停戦を!」を呼びかけています。そして、「このデモを、50万人が連帯した前回よりも大規模なものにする必要がある」と強調しました。 ロンドン警視庁は11月11日の行動を禁止しようとしましたが、主宰団体や多くの労働者・人民の抗議で撤回させました。主宰団体は11月6日、「私たちは土曜日に抗議行動を行い、良心のあるすべての人々に、予定通りハイド・パークからアメリカ大使館まで平和的に行進することへの参加を呼びかける」と決意を表明しました。 ※ストップ戦争連合声明: 我々は今週土曜日、停戦を求めてデモ行進を行う <11/11の呼びかけ声明> https://www.stopwar.org.uk/article/statement-november-11th-national-demonstration-for-palestine/ 私たちは毎週デモを行い、ガザへの無差別爆撃を中止するよう求めてきた。ガザへの無差別爆撃は、現在までに3,700人以上の子どもを含む9,000人以上のパレスチナ人を殺害している。次回の全国行進は、2023年11月11日(土)に行われる。私たちは、慰霊碑での行事を妨害しないために、ホワイトホールの上や近くを行進するつもりはないことを明らかにしている。 私たちが予定しているルートはハイドパークからアメリカ大使館までであり、行進は戦没者追悼の1分間の黙祷から2時間近く経過した12時45分頃に開始されると予想している。 これらの事実を踏まえると、我々は、首相を含む政府のメンバーが、この行進が慰霊碑に対する直接的な脅威であり、リメンブランス・デーの記念行事を妨害するためのものであると示唆する声明を発表していることに警鐘を鳴らしている。 このような発言は、抗議行動を阻止するために街頭での行動を煽っているように見える極右活動家やコメンテーターからの呼びかけを助長するものであり、極めて無責任である。 パレスチナの人々の権利を支持して行進する人々すべてを悪者にしようとする内務大臣による以前の発言のより広範な背景を考えると、これらのさらなる発言は、イスラエルによるガザの人々への砲撃の停止を求める広範な国民の支持を抑圧したいという願望に突き動かされていることは明らかである。 私たちが呼びかけたデモはいずれも平和的なもので、英国社会の多様な断面から数十万人の人々や家族が参加した。デモ行進に参加する人々は、暴力を止めるべきであり、民間人を標的にし殺害することを禁止する国際法を尊重すべきだという信念で一致している。ホワイトホールからかなり離れた場所での行進が戦没者に対する無礼であると示唆することは、平和のために行進する人々に対する侮辱である。 パレスチナ連帯キャンペーン、アル・アクサの友、ストップ・ザ・ウォー連合、英国ムスリム協会、英国パレスチナ・フォーラム、核軍縮キャンペーン (2)ドイツ全土で数万人規模のパレスチナ連帯行動 ドイツのショルツ政権は、異常なほどイスラエル批判やパレスチナ連帯を弾圧しており、メディアも、全面的にこれに追随しています。政府の弾圧やメディアの洪水のようなイスラエル支持キャンペーン、「ハマステロ」キャンペーンにもかかわらず、ベルリンでは11月4日に数千人、翌5日にも9千人が「ガザに自由を」「戦争をやめろ!」と叫びました。ノルトライン・ヴェストファーレン州でも、4日にいくつかのパレスチナ連帯集会があり、デュッセルドルフでは最大規模で、約1万7000人が参加しました。 ※ドイツ:数千人がガザでの戦争に反対 W.グローバル・サウス (1)ジャカルタで200万人が史上最大のパレスチナ連帯行動 驚くべきことに、国民の9割近くをイスラム教徒が占めるインドネシアのジャカルタで、200万人が結集したパレスチナ連帯行動が行われました。会場の中心部までのあらゆる通りが無数の人で埋め尽くされました。ルトノ・マルスディ外相やムハジル・エフェンディ人間開発・文化大臣など、複数の政治家や宗教指導者も参加しました。「パレスチナに対する政府の姿勢を疑ってはならない。パレスチナが自由になるまで、政府は全力でパレスチナを支持する」とのアピールがありました。 ※200万人がガザと連帯してジャカルタを行進(パレスチナ・クロニクル) (2)ベネズエラ人民、イスラエルの国家テロリズムを糾弾 社会主義指向政権ベネズエラのマドゥーロ大統領は、公然と米とイスラエルを非難しましたが、民衆も動き始めました。11月4日、パレスチナ支援の国際行動デーの一環として、何千人ものベネズエラ人がカラカスを行進した。パレスチナ・レジスタンスが開始したアル・アクサ洪水作戦の開始とイスラエルの大量虐殺による報復の開始以来、4度目です。「ベネズエラ全土がパレスチナを支持する大行進で団結した。世界とともに、私たちは声を揃えて、ガザ地区の人々に対するジェノサイドの停止を要求する。生命、平和、主権、民族自決の尊重。戦争と死を終わらせよう。平和、平和、平和!」 参加者の女性は、「この23日間に殺害された人々の40%が子どもだということが、どうしてあり得るのでしょうか?」と話し、「世界史上最悪の虐殺の一つがパレスチナで行われている。これは全民族の大量虐殺であり、民族浄化だ」と警告しました。彼女は、パレスチナの大義は、生存権と自決権のために闘う人々の歴史的な大義であると強調しました。 ※カラカスでパレスチナを支持し、イスラエルの国家テロを非難する大規模なデモ(オリノコ・トリビューン) 2023年11月9日 |
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