報告 8/5 リブインピース@カフェ「変わる朝鮮半島〜私たちにできること」

 8月5日(日)、大阪市内でリブインピース@カフェ「変わる朝鮮半島〜私たちにできること」を開催しました。約20人が参加しました。

 まず最初に、8月17日にも土砂の投入が開始されようとしている、沖縄県辺野古の新基地建設と反対運動の状況について、7月に現地を訪問し座り込みに参加した会員から、報告がありました。

 続いて、6月12日の米朝首脳会談とその後の動きについて。 首脳会談を「中身がない」「譲歩しすぎ」「北朝鮮にだまされるな」などと酷評する人もいますが、朝鮮半島の緊張緩和、平和、安定に向けた過程の始まり、新しい時代の始まりとして歓迎できること、その後米トランプ政権が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に、一方的に「非核化」を迫っていることは不当であり、あくまでも対等に「行動対行動」の原則で朝鮮半島の非核化を実現しなければならないこと、を確認しました。

 次に、これまでの交渉で「北朝鮮が何度もだましてきた」と宣伝されていることについて、その真偽について考えました。むしろ、交渉を破壊してきたのは米の歴代政権であることが報告されました。

 休憩後は、そもそも朝鮮半島がなぜ分断されているのか、について。1945年8月に日本の侵略と植民地支配から解放された朝鮮半島が、南北に分断され、悲惨な戦争を経て、分断の固定化と激しい対立に至ったのか。朝鮮戦争は北朝鮮の南への侵略などではなく内戦であったこと、その内戦を引き起こした米と日本の責任について考えました。

 最後に、在日コリアンのシンガーソングライター李政美さんの新しいCD『おとと ことばと こころで』について紹介しました。

当日の報告
辺野古の埋め立てを阻止しよう
米朝交渉の停滞とその原因――安全の保証抜きに非核化だけを要求する米の姿勢
これまでの朝鮮半島非核化交渉をめぐる動き――非核化交渉を台無しにしてきたのは北朝鮮ではない。責任はアメリカにある
朝鮮半島はなぜ分断されたか――米と日本の責任を問う

2018年8月13日
リブ・イン・ピース☆9+25