[リーフレット] 安倍政権の戦争法どこが危険? Q&A

Q4:紛争地の治安を維持する活動は必要なのでは?
A4:治安維持活動は、敵を軍事的に制圧する活動で、戦争そのもの。すべきではありません


アフガニスタンで殺害されたNATO軍兵士
(http://en.humanrights-iran.ir/ より)
 治安維持と聞いて、「お巡りさんが巡回する」というイメージを浮かべると間違います。実際には、敵対勢力を軍事的に制圧する活動のことで、戦争そのもの。非常に危険な任務です。アフガニスタンで行われたISAF(国際治安支援部隊)の活動がまさにこれに当たります。
 どこに敵がいるかわからない場所で、極度の緊張の中で活動します。「怪しい」と見なした家に踏み込み、銃を突き付け、連行する。ちょっとしたことで銃を撃ちまくり、無関係な人も巻き込む。当然、現地の人の憎悪の的となり、多くの死傷者を出すことになります。路肩におかれた爆弾による死者も続出しました。検問所では、普通の車なのか、突っ込んでくるのか、判断などできません。ISAF派遣国の死者は約3500人に上ります。
 また、治安維持活動の中で、他国の軍が攻撃されたという情報が入れば、「駆けつけ警護」を行うことになります。戦闘が行われている真っ只中に飛び込んでいくのです。


目次
Q1:なぜ「戦争法」と呼ぶの?
Q2:これまでと何が変わる?
Q3:「後方支援」くらいならいいのでは?
Q4:紛争地の治安を維持する活動は必要なのでは?
Q5:ペルシャ湾のホルムズ海峡が封鎖されたら、日本に石油が入ってこなくなるので、自衛隊が機雷を除去(掃海)すべきでは?
Q6:国連決議や国会承認などが、歯止めになるでは?
Q7:「テロ」や紛争をなくすために必要な法律では?
Q8:すぐに戦争になるというのは大げさでは?