2/26「教育基本条例は何をもたらすか」集会 アンケートに寄せられた声
  

渡部謙一さんの講演について、感想をお書きください。

・東京での動きが大阪の今後にそのままつながりそうだと強く思いました。(60歳代男性)

・東京の生々しい実態から大阪の近未来が見えてくる気がしました。(60歳代男性)

・大阪府の教育現場がどのようになっていくのか。東京の現状を知ることで、あらためて大阪の教育基本条例案を止めなければならないと思う。(40歳代男性)

・東京の「教育改革」が大阪の下敷きになっていること、繰り返されている状況がよく分かりました。渡部さんのレジュメにあった「学校・教育現場はどうなったか」その実例を広く知らせていかなければならないと思います。(50歳代男性)

・「校長と腕を組んでいく」→大阪で追求できればよいと思うのですが、・・・。大阪の校長OBはいないのでしょうか。(40歳代男性)

・議論なくして活力なし。 尊敬なくして管理なし。(30歳代女性)

・東京の教育がこれ程無茶苦茶になっているとは知りませんでした。大変勉強になりました。(70歳以上男性)

・教員の方々の矛盾がよくわかりました。石原のやり方のひどさをあらためてよくわかりました。教員も子供たちも希望のもてない教育の中で、育てる育てられる状況はひどいと思います。でも、あきらめないで声をあげつづけることの必要性をつよく感じました。(50歳代女性)

・大阪よりももっと以前に東京で、今の大阪で起きているような事が、石原都政下で行われていたんだと知りました(自分に子供がいないせいや、東京都政にあまり興味がなかったからかもしれません)。講演内容・レジュメからすると、「校長」とは、首長やそれに追従する教育委員会が押しつけてくる矛盾と、彼らにとってだけ都合の良い方針や制度を、教師達に伝える中継点でしかなくなっている・・少なくとも、疑問を持たず感じない「校長」、疑問を持ち感じてはいても自己の保身を考えると、従わざるを得ない「校長」はそうなるでしょう。そして、志ある本当に教育を考える「校長」は、異端として排除されてしまう、恐怖政治的な状況を大変恐ろしく思いました。(40歳代女性)

・教師としてのポリシーを強く感じました。(女性)

・東京の教育がひどいことになってしまっているのだなと実感した。特に教員へのしめつけ。大阪の橋下らがこんなものをマネしたら大変だと危機感を一層強く持ちました。(40歳代男性)

・校長先生もがんばっていることがわかりました。自分の立場でできることをする!大切だなと思います。つい「管理職」という目でみてしまうのですが、本を読ませていただいて、まず「悩み多き校長されど希望を」から読みました。教育委員には語れない。批判は期待の裏返し。つまみ食いせず、共同で学校づくりを進めていかないといけない。(40歳代女性)

・「大阪の問題」と考えていたところがありましたが、実は東京ですでに行なわれていたことだったのですね。おそらく、そう遠くないうちに、全国に波及して行くのではないか…そう思いました。(50歳代男性)

・府下の教師ですが、「今の大阪の実態が、この10年間の東京の様子に本当にそっくりであること」を痛感しました。渡部さんの「教育のことばを語り続ける」という言葉にはっとさせられました。自分自身、そのことを忘れ、意見を出したり取り組みを提案したりすることをしなくなっていましたので。これまでの当たり前のことが当たり前でなくなってきています。まさに教育が強制だけに変えられようとしてきています。教職員もとにかく萎縮し、教師集団として取り組んでいく姿勢が急速に弱まってきています。(50歳代女性)

・東京の状況は、その時期ごとに話に聞いてきましたが、まとめて大きな変化の流れをお聞きできたことは、今後の大阪を考える上で大変よかったです。(60歳代男性)

・東京の実態がよく分かりました。(60歳代男性)

・複雑な東京の実態と攻撃を分かりやすく話していただいた。このような攻撃の結果、子どもたちの生活や学校が大変になる事が分った。(60歳代女性)

・講師にお茶(飲み物)を用意するべきです。主催者の配慮をお願いします。東京の状況を具体的にお話くださいまして、よくわかりました。「危機」というのは我々の危機ではなく、石原・橋下の危機なのだというお話が印象に残りました。(60歳代女性)

・大変重要な講義で教育者の良心を強く感じた。ご健闘感謝。これが少数意見で押しつぶされたら日本は亡国に向かう。(70歳以上男性)

・橋下市長の弱点は就職がむつかしい現状についての対策を持っていない。企業は海外に生産に出てゆくのが止められないままである。この点を突くことで橋下をやめさせることを考えるべきだ。(70歳以上男性)


パネルディスカッションについて、感想をお書きください。

・教師自らが、教育実践を語ることでしか、橋下の教育破壊をはね返すことはできないことが心底理解できました。「現場の教育実践に勝るものなし!!」教え、育てること、育てることが教育の基本!82才の元教員の言葉にも感動。(40歳代男性)

・教員のおかれている状態、生徒への思いやりに大変強く感心させられました。その中で今回の教育条例の動きがそれをぶちこわすものだということがよくわかりました。(60歳代男性)

・橋下の市長就任1ヶ月ですでに教育現場が急激に変化しているということは印象的でした。(60歳代男性)

・学校現場の生々しい状況、教員としての経験、現実を話されて感動しました。真摯な教育の場に差別や競争をもち込むは許されないことだと強く思いました。(60歳代男性)

・小・中・高の現職の先生の話を聞けて良かった。学校の先生の苦悩を、もっとPTAにうったえて協力をえてもいいのではないかと思った。(40歳代男性)
・学校現場で多くの困難な中でがんばっている教師の活動の一端が分かりました。とくに、小・中学校の現状。もっともっと具体的な現実を教えて下さい。(50歳代男性)

・小学校の先生の話で、生徒のことを第一に考えて身を粉にして頑張っておられることを知りました。保護者との対話・議論を顔がみえる関係を大事にしていく、それと逆行する橋下のやり方はイヤだと思いました。
 中学校の先生の話で、子どもらの自主的な問題解決を大事にしていること、2万%の強制の教育ではできないと思いました。
 高校の先生の話で、予算のとるところから校長ががんじがらめに競争に放りこまれることを知り ひどいと思った。(30歳代女性)

・大阪の先生の、しんどい子によりそっていく、子どもの力を信じる教育を守っていきたいという思いが胸にひびきました。(40歳代男性)

・現職の先生方の話、大変参考になりました。これからのご活躍を祈っております。(70歳以上男性)

・小学校・中学校・高校の現場の実態がきけて本当によかったです。聞いていて涙がでてきました。子供たちがおかれている現状もひどいのに、今后どうなるのか、本当に心配ですし、いきどおりを感じました。教育はむつかしい 教員の方々が現場でがんばっていることに感動しました。(50歳代女性)

・創意工夫のできない、それを許さない「業務命令」を遵守するだけの教育は、思想統制の色合いが非常に強いと思います。又、従わざるを得ない状況に教師の方々が追い込まれている事を大変憂うべき,危機的状況にある事が、パネラーの方々の発言をきいて、改めてわかりました。(40歳代女性)

・ちょっとかたい感じもあったけど各々の内容は心うたれるもので、特に中学教員の方の障がい児との関わりの例には感動し、私たちの仕事の共通性も感じて勇気づけられました。(女性)

・現場の実態が非常によく分かった。社会の貧困の現状が学校現場と子どもの生活に厳しい影響を与えている中で教師が限界状態で闘っていることが、衝撃的であった。(40歳代男性)

・学校の先生方の地道な生徒によりそう活動に感銘をうけました。競争と排除の教育改悪ではこういうとりくみこそつぶれてしまうと危機感を持ちました。(40歳代男性)

・先生のリアルな体験に涙しました。母親にはとくに思いが伝わります。支援学級の子どもの話はまさに自分の子のことを話されているような思いで聞いてしまい、胸にこみあげてきました。会場の方からもありましたが、この運動をもっと広げるためには、生徒や親、教師たちの事実から出発する、まさにこれだ!!!と思いました。あきらめず、問い続けること、黙らずに。これに感銘をうけました。まさに、事実から出発し、希望を語れるような、そんなことをしていけることが大切だなー。(40歳代女性)

・「しんどい子によりそって行くのが大阪の教育」。私は元教員ですが、今までそんな大阪の教育からたくさんのことを学んできました。これまでの大阪の実践の方向は、決して間違っていません。どうかがんばってください。共にがんばりましょう。(50歳代男性)

・市民へ学校の実態(教師がどう生徒と向き合っているのかetc.)発信してほしい―というのは共感します。教職員・市民・保護者の各々の立場から検討していくべきと思います。(60歳代男性)

・石原氏・橋下氏に負けないでください。(60歳代男性)

・学校の子どもたちの問題で生徒と先生の関わりや、今社会で助けを求められることがどんな事か分った。(60歳代女性)

・小・中・高の学校の先生方の実態が話されて、先生方の努力に感動しました。(60歳代女性)

・現実に強力に進められつつある橋下の悪政に危機感を感じた。弁護士としてもっと憲法を学び直すべし。悪徳弁護士が市長になった。選んだ大阪市民のレベルが非常に劣化したと痛感した。(70歳以上男性)

・先生たちのご苦労が解りました。(70歳以上男性)


大阪の教育基本条例案について、あるいは教育一般について、思うことを自由にお書きください。

・問題教員にばかり目がいきますが、基本条例案の本当の狙いは何かをもっと宣伝していかなければいけないと改めて思いました。一部のエリート育成=弱者切り捨て、特に最低辺!問題教員の問題にも触れる方がよい。社会一般にもある問題として。(40歳代男性)

・まさに教育破壊ということを実感しました。(60歳代男性)

・私はこの「教育基本条例」案、「君が代起立強制条例」にみられる天皇制国家への統制や強制が戦争国家へつながる最も危険な方向だと思いますが、条例成立に反対です。(60歳代男性)

・現状の学校現場でも、おちこぼれが出ている中でこれ以上競争原理を持ちこめば、わずかなエリートのために多数の子どもたちをぎせいになってしまう。教育基本条例はぜひ阻止しましょう。(40歳代男性)

・会場からもあったが、教育現場の実情、教師の率直な思いを多くの人々に知らせていくべきだと思います。(50歳代男性)

・先生方の苦労話をききたいです。(30歳代女性)

・教育基本条例案 絶対に通してはならない。点数のみが教育と思っている橋下はゆるせない。(70歳以上男性)

・日本の教育はどうなるのか?子供たちはどんな人になるのか 本当に心配だし恐ろしいと思います。橋下たちの教育改悪をやめさせることが本当に重要だと改めて思いました。子達の教育を受ける権利がうばわれるのは、絶対さけなければならないと思いました。(50歳代女性)

・「学力向上」=「学力テストで高得点をとる事」ではない。「学力」とはテストの点の為だけではなく「考える力を養う為に必要な知識の蓄積」だと、私自身は考えています。テストの為だけの知識はあっても、応用力、想像力、発想力といったもの=「自分で考える力」のない人間は、本当の意味での競争力のある人材とはなり得ないと思います。教育基本条例案にあるような教育(強制、画一的な思想教育、競争心、対立のみをあおるような制度etc)では、第二、第三の橋下のような独善的で、弱者の事を切捨・排除するような人間を作ってしまうのではないかと危惧してしまいます。又、「愛国心」とは、強制されて国歌を唄わされるようなものではなく、個人の「この国、この住んでいる土地が好きだ」という、自然な感情の発露だと思います。橋下氏の云う「愛国心」は、私には「おかしな偏ったナショナリズム」にしか思えません。(40歳代女性)

・会場からの発言もあったけど、むつかしい法案としての問題が前に出るのではなく、具体的な事例から、どんな立場の人にも関係することであることだとわかるような内容と進め方で、なんとか少しずつ広めていけるように、組合や職場の若者と一緒に企画したいと思っています。(女性)

・教員が学校内の様々なことを世間に発信しづらい、しない、できないのは個人情報保護法の縛りがあるからだと思います。(20歳代女性)

・許されるものではない。橋下を、橋下の影響力を、実態を暴露する中で排除していかなければ、非常に危ない状況が進行してしまう。(40歳代男性)

・処罰、処分の条約では本当に教育がメチャクチャになると思います。学力向上を至上命題とすると、教師も子どもたちも助け合いの精神が失われていくと思います。教育の実態から問題を立てるべきとの感を強く持ちました。教師からの発信をもっとしていけるように支援してゆかねばと思いました。(40歳代男性)

・ニュースをいただいていますが、内容がやはりむずかしいなと思います。「思い」から入れるようなニュース、わかりやすさも必要かなーと。(条例の内容分析は必要ですが、それは裏でしておいて、表に出すときには、かみくだいた方がいいように思います。)(40歳代女性)

・山田宏・中田宏という松下政経塾崩れの影がチラつくことが気になります。バックに彼らがいることは要注意です。神奈川では松下出身の首長たちによって、県下の中学生の約半数が育鵬社教科書を使うことになってしまいました。(50歳代男性)

・絶対反対です。橋下が大阪府知事になって以降、教師・学校の権威の低下が一層進み、保護者、生徒からの教師批判、学校批判の声やクレームが増加しています。近辺の学校では生徒、保護者の「君が代で立たない教師、ここはいるのか?」「教科書に書かれていない内容がプリントに書かれている」等の意見が出たり、もしています。このまま条例が通ると、民主主義教育、平和教育、人権教育が完全につぶされて、疑問を感じる教師は倒れていくと思います。・「保護者としてやれること」の質問に対して。*保護者会に参加してほしい。*担任の取り組みをじっくりときく場としてほしい。(担任批判に対して。)*クラスや学校としてよい取り組みはどんどん「よかった」という意見を出してほしい。(学校に。特に人権に関わる問題や人権・平和学習に対して。)*校長や教育委員会に「保護者として条例に危惧、反対」という声をあげてほしい。(50歳代女性)

・今、私たちはこれまでの「教育」―「民主主義」のあり方について、(橋下による)テストをされている。これは当面は危機ですが、渡部さんの言われるように「希望」に変えていきうる(寸時の危機である)と一方では考えていくべき。(60歳代男性)

・橋下氏の教育は強制というのが、子どもたち→教員→大阪市民→大阪府民→国民全体に拡がって恐怖に感じます。橋下氏はテレビによる出番が非常に多く、それで他を圧倒していると思います。(60歳代男性)

・命令に従うように、やりたくない仕事をさせられている学校現場。財政難や危機の時代に公務員を攻撃すれば人気が出る。何のための攻撃なのか。ファシズムが来るのか。私たちは何をすればいいのか。子どもたちを持つお母さんたちとよく話し合っていこう。(60歳代女性)

・教育の根幹は教室の片隅でちぢこまっている子どもの心の声に耳を傾けることにある。勝たなくてもいい、効率は悪くてもいい、あなたの存在に意味があるのだと優しく語りかける幾多の教員たちの努力と熱意によって、どうにかこうにか教育の形ができてきた。今回の条例案はそれらの努力を無視し、ふみにじるものである。新しい条例案は表現を変えてオブラートに包んでいるが、骨子に変化はない。(60歳代女性)

・全く異常としか云いようがない。氏より育ちと母親が云っていたがしかし、橋下氏のやり方は暴力団的見せしめ政治と感じざるをえない。良識ある大人が頑張らねばならない。(70歳以上男性)

・教育は、生徒が生きてゆけるような能力をつけさせることが目的だと思います。(70歳以上男性)

2012年2月29日
リブ・イン・ピース☆9+25

<集会報告>