12月1日、イスラエルはハマスの休戦の再延長提案を拒否し、休戦期限(現地時間午前7時)の直後にガザ全域への無差別攻撃を再開した。イスラエル軍は準備していた全面的な戦争を開始し、数分後には北部のガザ市やガザ地区南部のラファの住宅地に空爆を行い、他の地域に対してもロケット攻撃や地上攻撃を開始した。すでに一日目だけで178人の市民が殺された。イスラエルの虐殺再開を満身の怒りで糾弾する。 イスラエルを訪問した米ブリンケン国務長官は、一時休戦打ち切りとイスラエルの戦争再開にゴーサインを出した。イスラエルのグヴィール国家安全保障相は、「軍はガザに戻り全力で粉砕しなければならない」とXに投稿した。イスラエル軍は「ハマス殲滅」のためにこれから2か月以上も攻撃を続けると公言している。米・イスラエルの暴挙を許すな。 完全封鎖を中止し、ガザへの人道援助を再開せよ 今、差し迫って必要なのは、完全封鎖の解除と人道支援の大規模な搬入である。北部が完全な廃墟にされ、ガザ住民の多数は南部に追いやられている。国連施設などに100万人を超える人々が難民となって避難している。彼らにはどこにも逃げる場所がない。その頭の上からイスラエル軍は爆弾の雨を降らせているのだ。これまでに明らかなように、殺されるのは子ども、女性、市民がほとんどだ。10月7日以来、約2ヶ月もの間、イスラエルは、殺戮と破壊の限りを尽くしてきた。ガザでは1万5千人以上の市民が殺され、行方不明者や負傷者を含めれば、4万人が犠牲になっている。イスラエルはいったい何万人殺せば気が済むのか!今すぐ攻撃を停止せよ! 大量虐殺、飢餓、病死の人道大惨事を許すな イスラエルがこのまま殺戮と破壊を続ければ、人道的大惨事は避けられない。大量虐殺は全く新しい段階に入る。電気、水道が遮断され、攻撃の下で食料や燃料、薬も医療もまともに提供されず、飢餓、感染症などの病気で大量の死者が出る。雨と寒さが命を奪う。これまでの2ヶ月とは比較にならない数の犠牲者が出るのは不可避だ。絶対に許してはならない。 イスラエルは交渉に戻れ。国際的な反戦運動で追い詰めよう イスラエルは1週間に及ぶ一時休戦に恐れをなしている。このまま世界中の反米・反イスラエルの反戦運動の勢いに押され、休戦延長を続ければ、最後は撤退を余儀なくされるとの危機感を抱いているのだ。 カタール外務省は、ガザ地区への攻撃が再開されたにもかかわらず、イスラエルとパレスチナ・レジスタンスの間で停戦復帰に向けた交渉が続いていると発表した。 これ以上の人殺しをやめ、直ちに攻撃を中止せよ。「ジェノサイドやめろ」「恒久停戦」の声を再び挙げよう。街頭、職場、地域で行動を起こそう。
2023年12月1日 |
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