7月3日、参院選を一週間後に控え、安倍政治と改憲反対の声を上げる企画「［トーク会］安倍改憲許さん！声を上げよう！」（リブ・イン・ピース☆９＋２５主催）を大阪市内で行いました。約30人が参加しました。 まず主催者から、参院選を巡る厳しい状況を説明し、戦後政治の大きな分岐点にさしかかっていること、このままでは秋の国会で必ず改憲が政治課題の中心に浮上してくること、それを阻止するために、7月参院選で反安倍の一票を投じること、改憲勢力２／３を阻止すること、安倍政治ＮＯ！改憲ＮＯ！の世論と運動を拡げていく必要を提起しました。  トーク会は二部に分かれ、前半の第一部は「沖縄と９条改憲」第二部は「自民党改憲案の危険−−公益、公の秩序による国民の権利制限、剥奪」とし、自民党の改憲案が、日本国憲法の三原則（平和主義、国民主権、基本的人権の尊重）を根本的に覆し、「公益」すなわち国家や大資本の利益利害のために国民の権利を剥奪するものであることをさまざまな側面から問題にしました。第一部では、6/19の沖縄県民集会の紹介映像を見、県民大会の参加報告を受けて本土に住むものとして責任で何をなすべきかが議論となりました。９条改憲と戦争法による戦争挑発の報告では、公益＝日米安保のために沖縄県民の命や生活が踏みにじられていること、沖縄に陸上自衛隊基地が集中させられ、中国との軍事対決の最前線に経たされていく危険が報告されました。 第二部では、現行憲法と自民党改憲草案の対比表をもとに、憲法が改悪されたらことごとく人権が踏みにじられ、「平和に生きる権利」さえ蹂躙されていくことを報告しました。議論では、改憲を推進する勢力として日本会議のことや、「緊急事態条項」、「家族」の責任が強調されようとしている「24条」についてなどの意見が出ました。人権を擁護する規定である「公共の福祉」（現行憲法）に対して、「公益と公の秩序」（自民党改憲案）が国や大資本のために人権を制限するための規定であることなどが紹介されました。 安倍政権は選挙では改憲を争点としないとしながら、選挙後一気に改憲に突き進もうとしています。圧倒的世論は改憲する必要を感じていません。主権者である｢国民｣がまったく望んでいないことを、憲法遵守義務のある首相が無理矢理｢国民投票｣を強行しようとしているのです。すでに安倍政権のやっている政治は改憲の先取りばかりですが、それでも憲法の制約がかかっています。改憲が強行されたら大変です。 参院選に行き、反安倍政治、反改憲の一票を投じましょう！ 当日主催者が行った報告は以下です。 □「トーク会」安倍改憲許さん！声を上げよう！ 第一部「沖縄と９条改憲」 第二部「自民党改憲案の危険──公益、公の秩序による国民の権利制限、剥奪」 □沖縄県民大会（６／１９）に参加して □沖縄の軍事要塞化と9条改憲の危険 □現行の日本国憲法と自民党改憲草案の比較（抜粋） ２０１６年７月７日 |
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