3/26「ONE SHOT ONE KILL」上映会に20人以上参加

 3月26日午後2時半から大阪市立城北市民学習センターで「ONE SHOT ONE KILL」上映会を開催し,20人以上が参加し、映画を鑑賞、映画を制作した藤本幸久監督のお話しと質疑応答などして、大変盛り上がりました。
 この映画は、米海兵隊のサウスカロライナ州パリスアイランドにあるブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間を撮影したドキュメンタリーです。毎週500〜700人の新兵たちは、ブートキャンプに真夜中に連れてこられて、48時間眠らさないで、疲労で思考停止させられます。ブート・キャンプの訓練は新兵の肉体と精神を限界まで追い詰め、指導教官から絶えず耳元で怒鳴りつけられ、異常な精神改造、人格破壊していきます。新兵は「Yes!Sir!」としか応えることを許されません。声が小さければ「叫べ!」と何回でも、できるまで繰り返し命じられます。早朝起きてから夜眠りにつくまで、次から次へと画一的にやることは決められ、個人的な思考や感情を持つ余裕がないようにひたすら身体を動かし大声で叫ぶことを強要され、ベットに入ってからも「ライフル部隊の任務は、白兵戦で、銃撃と、機動力を持って敵を殲滅、撃破すること」、「ONE SHOT ONE KILL(一撃、必殺)」と大声で暗唱させられます。 インタビューで、新兵たちはだんだんと変化し、やがて「敵を殺せますか?」という質問に「できると思います」と淡々と応えるようになります。
  映画上映後、藤本監督が、以下のように話されました。
・平均年齢19、20才のアメリカの若者が、ブートキャンプで訓練し、海兵隊員になり90%がアフガン・イラクに送り込まれていること、志望動機は貧乏な生活から抜け出すため大学へ行くための奨学金がほしいためだ。
・米では公共放送で戦争の犠牲者を出してはいけないようになている。米の戦争は海外なので、米国人は戦争を知らない。
・敵を殺すのが軍隊だ。米軍の研究所にはキロロジー、殺人学というものがある。研究で一般人の98%は敵が殺せないという結果が出ている。ここが出発点になっている。どのようにしたら殺せるようになるのか、それがブートキャンプだ。頭と精神を兵士に作り替えていく、上官の命令には素直に従え、頭の中を入れ替えるブレイン・ウォッシング=洗脳がブートキャンプの教育だ。
・戦争にはたくさんの若者が送り込まれている。ベトナム戦争に300万人、イラク・アフガニスタン戦争に200万人送り込まれ、5000人が死亡、5万人が働けなくなり、50万人がPTSDになった。1年で15万人の若者がブートキャンプで兵士にされている。ブートキャンプは若者を兵士にする工場だ。
などなど。
 最後に藤本監督が、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)への緊急インタビュー「福島原発で何が起こっているのか」の1時間のDVDを制作したので、是非とも学習会に使ってほしいと訴えられました。

2011年4月2日
リブ・イン・ピース☆9+25