止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に
6・10国会大包囲に1万8千人が参加

 6月10日「止めよう辺野古埋め立て 共謀罪法案は廃案に 6・10国会大包囲」が行われた。1万8千人が参加し、国会を包囲した。
国会は参議院を舞台に最大の山場を迎えている。来週にも共謀罪法強行採決の危険が高まる一方、安倍疑惑=「加計学園問題」と政府のデタラメ答弁等によって安倍政権の支持率が急低下した。これまでかたくなに拒否してきた「総理のご意向」文書等の再調査に乗り出すことを表明せざるを得なくなった。今回の大包囲行動は、安倍政治NOの世論と運動の力をぶつけるものとして大きな意義があった。

 6月10日午後2時より、国会議事堂を取り囲む4つのエリアを設定し、沖縄の県民会議と本土の国会包囲実行委員会と総がかり行動、共謀罪NO!実行委員会が協賛して、国会包囲行動に1万8千人が参加した。
最初に国会包囲実行委員会の高田健さんが「共謀罪を許さない!安倍政権のアメリカに追随している。東北アジアで戦火がふいたらどうするのか。朝鮮半島の危機を回避したい。安倍政権は、(戦争になったら)地べたに伏せろというくらいしか能力がない。共謀罪法案反対の闘いは高原状態の山場で闘っていく」と決意を表明した。
 基地の県内移設に反対する県民会議の沖縄平和運動センター事務局長の大城悟さんは、「2014年7月から始まった辺野古の座り込みは今日で1072日を迎えた。1日に多い日でダンプ150台の資材が搬入され、座り込んだ市民が警察に1〜2時間拘束されることもあり、弾圧がすさまじくなっている。負けるわけにはいかない。地方の警察は市民を守ることが仕事だが、真逆になっている。山城博治議長が5か月拘留され、もう一人の方も半年以上いまだに拘留され続けている。那覇地裁の拘留に抗議するはがきを出していこう」と訴えた。
名護市の稲嶺進市長は「安倍政権は、非暴力で抗議している人の頭をぶつけ、けがをさせ、負傷者を出している。反対の意思さえ示させないというものだ。共謀罪法案では参議院で強行採決されようとしている。翼賛政治そのものだ。安倍政権はなんでもねじ曲げ都合よく解釈している。ジョゼフ・ケナタチさんは、プライバシーの侵害だと指摘した。安倍政権はアメリカには従順だ。負けない方法はあきらめないことだ」と訴えた。
共謀罪NO!実行委員会の海渡弁護士は、「共謀罪法案は犯罪が不明確で、共謀罪型弾圧を生み出すものだ。カナタチさんは、共謀罪法案が暴れ馬にたづなやあぶみなしで乗るようなものだと警告している」と共謀罪の危険性を指摘した。各党から民進党近藤照一議員や共産党の笠井明議員、参議院会派沖縄の風の糸数慶子議員があいさつした。辺野古への土砂搬入に反対する湯浅一郎さんが東京ドーム34杯分の土砂を全国から持ってくることへの反対を訴えた。共謀罪に反対する学者、ジャーナリスト、市民も次々と訴えた。13日の週に参院委員会強行採決、参院本会議強行採決が狙われている緊迫した情勢の下で、1万8千人が「共謀罪NO!」「辺野古埋め立てNO!」のプラカードを国会議事堂に突き出し、意思を高らかに示した。

2017年6月10日 止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に !6.10国会大包囲(youtube)

2017年6月10日 止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に !6.10国会大包囲
主催:基地の県内移設に反対する県民会議 「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会  戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会      
協賛:共謀罪NO!実行委員会

2017年6月11日
リブ・イン・ピース☆9+25