7月19日リブインピース@カフェ報告
朝鮮半島・東アジアの緊張を高めているのは、
在日米軍基地や日本政府の戦争挑発行為であることを議論

 7月19日、大阪市住吉区の浅香人権文化センターでリブインピース@カフェ(例会)を行いました。15名が参加しました。テーマは「制裁強化、臨検特措法・・・戦争煽ってどうするつもり?」。 まず最初に、NHKクローズアップ現代「変ぼうする自衛隊派遣最前線」を観て、ソマリア沖自衛艦派遣が、従来の海外派兵の枠組みを大きく踏み越える危険があることを議論しました。
 報告は、与野党から出ている「敵基地攻撃論」の批判、斉藤光政著「在日米軍最前線 軍事列島日本」の紹介、臨検特措法の批判などです。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核実験やミサイル発射問題を巡って北朝鮮バッシングが起こっていますが、朝鮮半島・東アジアの緊張を高めているのは、在日米軍基地や日本政府の戦争挑発行為のほうであることを、具体的な事例を通じて明らかにしました。議論の中で、蓮池透さんの新刊『拉致』で、日本政府が交渉での約束を次々と破り日朝関係を破壊していることや、拉致問題解決のためにも戦争被害者への謝罪と補償に誠実な対応をするよう指摘していることにも言及がありました。「北核問題」などと一方的に北朝鮮を悪者とする考え方から抜け出して、東アジアの人々の平和的生存権をどう保障していくかという観点から考えるべきだという意見も出されました。
 特別報告としては、7月12日に行われた「呉基地視察クルーズ」の報告がありました。
 @カフェで出された報告はシリーズで順次掲載していきます。

2009年7月31日
リブ・イン・ピース☆9+25