映画「第九条」上映会報告

  1月28日、リブ・イン・ピース☆9+25主催で映画『第九条』上映会を行いました。多くの方々にご参加いただき、本当にありがとうございました。
 参加者のみなさんに書いていただいたアンケートとシール投票の結果を掲載します。私たちが当初思っていた以上に大きな感動を呼んだことがわかり、とても励みになります。そしてたくさんの方が鈴木千恵さんの最後の言葉に共感をもってくださいました。末尾に鈴木さんの言葉を書き起こしたものを掲載します。
 是非、各地でこの映画の上映会を広めていただきたいと思います。上映会の開催については映画『第九条』公式サイトをご覧下さい。

 映画「第九条」感想会

 日時 2月26日(日) 午後2:00〜4:30
 場所 阿倍野市民学習センター  <地図>
     (JR天王寺駅より10分 地下鉄阿倍野駅下車すぐ) 

 お気軽にお越し下さい。


■シール投票結果
 出口で、「日本国憲法第九条、あなたは維持派ですか、破棄派ですか」のシール投票をお願いしました。
    維持    74票
    破棄     0票
    わからない  2票











■映画「第九条」アンケート
 〇映画はいかがでしたか。
 〇印象に残った登場人物(好き、きらい、共感など)や言葉などがあればお書き下さい。
 <アンケート結果>


■鈴木千恵さん(工場労働者、森レイ子演)の最後の言葉
 「私は、どんな場合であっても、人を殺しちゃいけないと思います。それは、私たちが生きていくこの世界で、最も大切なことです。人が、人を殺すことが当たり前になる戦争は、ぜったいにやってはだめです。

 
この憲法9条に世界中の国を巻き込むんです。
世界から戦争がなくなる、なくすということを、
日本がリーダーシップをとって。
日本には、その力と権利があるんです。
 さっきも出たけど、人が人を殺せば、その憎しみの連鎖、復習の連鎖は止まらない。人は、どんな状況においても殺人をしてはダメなんです。だれも殺さなければ、誰も殺されることはないんです。

 私も夢みたいな、理想論を語るつもりはないです。
 戦争ではなく、個人の場合でも、親や、自分より力の強い人間、集団に虐待され、殺されそうになり、そこから逃れるために、やむを得ず、殺人を犯すということもあると思います。

 ここで大事なのは、国家間でも個人の場合でも、そこまで追い詰められた状況をつくらない、ということが一番大切なんじゃないですか。

 個人の場合であれば、自分のことだけでなく、自分の周囲に気を配る。困っている人がいないか、苦しんでいる人がいないか、もしそういう人がいる場合は助け船を出す。個人で難しければ、何人かで連帯して助け船を出す。人間同士、お互いに協力し合って、相互に干渉しあって生きていく。そういう社会を作る必要があるんじゃないでしょうか。

 国家の場合も同じです。まずは戦争になるような状況を作らない。当事者同士の国で調整が付かないのであれば、第三国の力を借りる。第三国だけで無理なのであれば、複数の国の力を借りる。つまり相互に国際協力をする。困ってる国がないか、各国は自国のことだけでなく、他国のことも気にかける。困ってる国があれば助ける。そういうことを常日頃から地球上すべての国が心がければ、戦争といった、一番追い詰められた状況は初めから回避できる。

 つまり、憲法9条とは日本一国だけでできるものではない。この精神を、この理念を、世界中の国に伝えて、世界中すべての国の協力を経て、達成できる、崇高な理念なんです。こんな人類にとってすばらしい憲法はないと思います。日本だけで考えちゃだめなんです。この憲法9条に世界中の国を巻き込むんです。世界から戦争がなくなる、なくすということを、日本がリーダーシップをとって、憲法9条を掲げて、運動し、行動すればいいんです。
 世界に平和のムーブメントを起こすことを日本はできるんです。日本には、その力と権利があるんです。もっ人類規模、地球規模で考えましょうよ。」

2017年2月10日
リブ・イン・ピース☆9+25