映画「第九条」
アンケート結果

〇映画はいかがでしたか。

・よく分かりました。
・いろいろな見方が分かって良かった。
・両側の意見を取り入れているので、どちらの意見を持つ方も面白いと思う。
・憲法九条を破棄するか、維持するのかという問題は憲法改正の問題を超えて、こういう話し合いをしないと自らがどう思っているかにも気づかないし、その考えの問題点にも気づかないと思う。
 大勢の議論でなくても話し合える人がじかにおり、様々な意見を聞くことが今私たちに求められていることだと思う。
・考えさせられる映画でした。
・いろんな意見があるのは、とても良いこと。いろんな意見が言い合えるのは、とても良いこと。でも自分の意見が絶対的に正しいと思い込み、他の意見を無視し、自分の意見を他者に押しつけ強要しようとすることは、いけないことだと思う。以上の意見は私の意見である。強要はしないが賛同してくれる人が多い事を望む。
・12人の怒れる男の憲法バージョン。
・面白い企画だと思います。こんな議論が全国で繰り広げられるようになれば希望が持てます。一知半解な感じの意見をぶつけ合うところが、リアルでした。でもこの映画の水準まで議論が深まるという状況にはなかなか難しいような…。
・思ったより若者達の演技が良かった。ただ日本の侵略、植民地支配についてもう少し具体的に言及してほしかった。階級対立にもとづく利害対立についても全く触れられていないのが残念。
・ぜひ高校生にみせたい。学び、考えることのできる教材だと思った。そして私自身にとっては、被爆二世であることで、平和を実現させるための責任を強く感じた。
・今、安倍政治で憲法改憲をすすめている時、若者はじめ関心のない人にいい機会となる。いろいろな考えを話し合うことはいいが、(憲法制定史で)おしつけられたという所はもう少しそうでないと伝えてほしかった。
・すばらしかった。設定や登場人物の発言などで現実離れした感のある点が後景に退き、そういうことはどうでもいいと思うほど、内容の濃さと高さが素晴らしいと思った。途中からどういう結末になるのかあと思いながら見ていたが、結末も素晴らしいと感じた。それは現状肯定的な観点ではなく、目指すべき理想の実現を追求する運動の観点で考えるべきだというメッセージが打ち出されていたからだと思う。
・9条破棄の意見が多かったが、9条を前にだした外交により戦争を防ぐことができるという意見に対しては9条の破棄を論じる人も考えされられたようで、このような平和外交を前に出した考え方が重要だと感じさせられた。
・右派、左派、リベラル、無関心の主張が分かり易くまとまっていて勉強になった。自分は左派だが右派の主張も手強いと感じた。論争のためにも更に、勉強をする必要を感じた。役者の熱演も見事だったし、公平な視点で描かれているこの映画を広める必要があると思う。この映画を見た人は軽々と戦争を肯定するような考えは改めるだろうと思う。非常に良い映画だった。観れて良かった。
・反対派の意見を聞くのも必要。両方の言い分を聞けた。
・しんどい映画でした。リアリティがありすぎたことがその理由です。この映画が改憲反対の側にどう引きつけているかが大切であり難しい問題であると感じました。
・とても興味深かったです。しかし一つ一つの問題や歴史的事実が良くわかっておらず、自分自身として検証できなくて(例、集団的自衛権、自衛隊の権利、ハワイの原住民の地をのっとってきたこと…自衛隊の発足の経緯など)意見交換にスムーズについて行けなかったのも確かです。ちょっと情けなく感じます。また、“日本国民”が9条を掲げてという表現に“国民”という国籍をもつ発想には常々違和を感じて注視しているものです。映画の中でも戦いを起こした主体を“日本人”が“白人”がという人種で表していましたが、少しなじめませんでした。
・よかったと思います。基本的な知識がなくても、登場人物が色々突っ込みを入れ、それに対する説明があったので、ただ後半ではそういう突っ込みが少なかったなと思いました。破棄派の中にも頷ける意見があったり(沖縄が米軍の植民地になっているなど)維持派の中にも、共感できない意見が合ったり(米軍や自衛隊に守ってもらえばいい)単純ではないところも良かったと思います。
・面白かった。
・途中、寝てしまいました。色々な意見はありますが、私は九条は絶対に必要です。改憲をしようとする自民党政府は支持できません。「核兵器禁止条約」を批准しない政府には従えません。
・判らないと思ったところは登場人物の方が質問してくれて、とても分かり易い映画で、護憲派、改憲派どちらかの意見を押しつけることもなく、実際に自分も討論に参加しているようで、沢山の色々な意見を知ることができてとてもよかったです。
・良かった。
・良かったです。
・あっという間でした。不思議な設定でしたが、わかりやすかった。
・白熱した議論の中で、憲法9条廃棄を言っている人の論理のたて方は空々しく感じることができた。 
・参加者の12人の内4人が女性というのが気になった。男女6人づつでないとおかしい。男女比率が逆だったら、又違ったと思う。
・9条がなくなったらどうなるかという、リアリティーがない。
・九条破棄という人の意見がわかった、朝鮮、ロシア、中国敵視等返答。
・愛する人を守る為に闘うという考えは単純すぎる!その前の行動が大事。
・白熱した議論で見ごたえのある内容だった。過去の戦争は侵略か否か、戦後の平和は米軍のおかげか、憲法は押しつけられたものか等、重いテーマでとても考えさせられた。
・9条維持派の理論武装が弱いという既に映画を見た人からの感想を聞いていたが、判断に必要な事実はこの映画の議論の中で多くは出されていると思う。結局、最後の森レイ子さんの平和への意志とその努力をする決意こそが歴史をつくる平和をつくることの基本戦略だということを、あらゆる世代、あらゆる立場の人々に広げることこそが必要でまた現実的なことだと思う。映画はそのことを十分に語っている。
・おもしろかったです。
・侵略戦争か、憲法制定、沖縄基地問題etc様々な論点が出され興味深かったです。日本国内だけでなく、9条の意義が国際視線の中で考えるという視点に共感しました。全体的にギロンは生にえのままという後印象ですが、あえて結論までいかないのは製作者の問いかけとうけとめたいです。あとはあなた方が考える番だということでしょう。   
・次々に引き込まれました。前半はたいくつでしたが。人が人を殺す合法的システムを許してはならないです。  
・よかった。改憲法の言い分も聞けて参考になった。 
・良かった。はじめは「アメリカのつくった憲法」を否定する人がいないので、ちょっと気になりましたが。  
・9条を考えるうえで大変参考になる。よく構成されている。  
・面白かった。ディベイトについては、よく考えたい。  
・とてもよかった。
・歴史的事実と論点が提示されており、考える契機となる映画だった。  
・軍体で守るという意見を持っている人を説得するのはむつかしい。戦争したくない、子供を戦場に送りたくないと言う人には説得できると思うけど   
・戦争についての教育が学校教育でされてない事がわかる。沖縄の米軍の事情も報道されてないことが問題。   
・さまざまな意見・観点がでていて面白かった。 すごい緊張感でハラハラしながら見た。
・大変よかったです。12人が男女同数であってほしかった。
・たいへん興味深く、若者が意見を出し合っているので教条的でなく、よかったです。
・廃棄派の論者が3+1人、維持派の論者が最初は2人と、しかも維持派の中味がけっこう最悪(沖縄捨て石論につながる考え)なのもあって、廃棄派の方に意見がかたむくのもわかる。廃棄派の論理の中にウソなどまじっているけどそれを反論しないし。
 だからこそ、今の九条をめぐる考えがよく分かって考えさせられた。最後に2人が主張したのが頼もしかった。理想論をぬけてないけど。  
・憲法9条について考えてもらう啓発映画としては、それなりの役割を果たすと思う
・現実の政治、歴史的な具体的事実が全く出てこない空中戦のよう。現実的な論争なしではしんどい。
・この映画を踏まえて(出発点と)、どのような議論をしていくのか、9条廃棄、改悪の動きをどう封じ込めていくのか、議論が大切だと思う。  
・とてもよい映画でした。「戦争を防ぐのは(国民と国家による)国際協力と外交努力というのは、とても素朴でストレートでわかりやすい結論と思いました。 
・戦争と平和について、また「第9条」について考えるための問題提起がなされていたと思います。若い世代がみるべき映画であると感じました。  
・とてもよかったです。考えさせられました。みんなに九条を言う必要性をつたえるのに参考になりました。  
・長時間、白熱の議論すごかったです。最後どのような方向に?と思っていたら、すごく力強く印象的な言葉で励まされました。9条と拉致のみにしぼっての脚本でよくここまで演出できたと感動しました。  
・内容で――→。中学、高校の日本史はやたらに、じょうもんや弥生期が時間的に多く、明治に入った頃にはもう卒業、だった。ドイツでは、第二次世界大戦以降の時間が、全体の1/4ときいた。いかにも歴史を直視させない、恣意的なプログラムだ。各自、もっと自分の頭で考えないといけない。  
・いろんな意見で憲法9条についての理解できた。もの事について一般に容易に考えすぎるのではないか。
・はじめ、若者の視点で製作されているのが良いと思った。しかし、私達中高年世代も、憲法についてちゃんと考えてきただろうかと考えさせられた。  
・第九条の議論だけの映画だったが、内容がたくさんあっておもしろかった。東都防衛大学学生の主張に対する批判が鋭かった。  


〇印象に残った登場人物(好き、きらい、共感など)や言葉などがあればお書き下さい。

登場人物(( )内は役名と職業)
南圭介(秋葉健治 弁護士)
馬場良馬(木部達郎 東都防衛大学学生)
タモト清嵐(五井徹 NPO法人職員)
小笠原健(井上守道 お笑い芸人)
中村僚志(高橋義人 大工)
松本寛也(城崎実 ロックバンドボーカル)
荒牧慶彦(山田豊 軍事オタク フリーター)
聡太郎(岩間智 無職 ニート)
森レイ子(鈴木千恵 工場勤務)
はねゆり(竹内奈々 アパレルショップ店員)
綱島恵里香(大野洋子 看護師)
睡蓮みどり(宮下直子 専業主婦)
http://www.liveinpeace925.com/schedule/movie170128.htm を参照

・上手である、感謝します。
・無職ニートの岩間智。
・森レイ子。
・ニートと無口な女性が最後にがんばるのがよかった。
・平和が一番、平和がいいではという今現在の(戦争に対してのみの)平和は他人に守られているからでは?少し釈然としない。
・人類規模−地球規模で考える鈴木さんのことば「そういう風にならないように、追いつめない社会を作る」「憲法9条は世界中の国の支えをかりて維持していく」
・「権力者や政治家は戦争には行かない」
・司会をした弁護士 (司会の難しさを感じた)
・みんな意見がいえるのに驚いた。
・タラレバを絶対そうだと決めつける意見は嫌いです。可能性はどこまでいっても可能性でしかないのだから。
・鈴木千恵、最後は大きく全員の心をうごかした。
・森さん
・鈴木さんの外交努力、平和憲法を前面に出した外交努力。五井さんの攻められても絶対に武力を行使しないことが重要であるとの趣旨の発言。 
・出演者の誰かどっかまんま、そのまま工場勤務の女性と自分がかぶっていて驚いた。口下手だが熱い反戦平和の心を持つところ、9条を日本だけじゃなく世界へ拡げていくなど戦略も見事だと思った。日本だけ自分だけ良ければ良いという右派の主張を論破してくれて爽快だった。彼女のように勇気をもって主張していきたいと思った。
・防衛大学生は当然9条破棄は当然でしょうが、維持を主張するNPO法人職員の意見が議論してなかなか、意見に深みが出てこず、破棄の彼を説得できないのが少し不満。戦争とは1個人の愛する者が殺されるという者ではなく国家間の争いなわけで、そこの反論が出てこないのが映画を作ったサイドからなぜ出てこないのか疑問におもう。
・無職の青年との最後の発言。9条でちょうどいい。
・「タモト氏の日本がほろびてもよい」「森氏の9条を世界へ」。
・映画の中でどの人物も一人一人を見るといろいろな個性や歴史を持った一人一人なんやろうと感じました。その中で森レイ子さんもキーワードになるお一人かと感じました。その森さんの希望という言葉は、とても印象的で心に残るものです。
・きれい事を言っていたNPOの人がスマホを取られて、思わず暴力を振るってしまったところが印象的でした。
・一人一人の意見、自分と違う人の意見を聞くことが大事。
・全員よい。
・軍事オタクの人、防衛大生のような人と話す機会がないので、軍備をすすめたい人の言い分がよく分かって興味深かった。
・鈴木さんに賛成。                          
・憲法9条に託された理念や希望は、戦争という野バンな行為は、人々のつながりや、あるべき関係をつくるのに大きな力となりうることが、強く想いにつながった。国民が、よく知り動いていかないと、声の大きな人の言いなりになってしまう恐さも肌で感じることができました。
・戦争、殺人は、にくしみの連鎖で終わらなくなる。
 9条があるから世界から平和の国と評価していること。
 9条を守る為、世界の人々と努力していく。
 日本国だけで考えない。  
・最後まで強硬に破棄を主張した青年と、ラストで初めて国際協調を主張した女性「“九条”を世界へ広げよう」はよかった。
・森レイ子さん。最後に最も重要なことを言う。   
・どの人もよかったです(賛成か反対かは別にして)弁護士さんは護憲であってほしかったですがね。
・やはり、最後の女性ですね。もう一人、戦争反対の女性と。  
・最後に発言した女性は内面にしっかりとした力強い意見・考えを持っている方で感動、共観できた。    
・全員   
・学校で近現代史を習わないのはダメでしょう。殺し殺される、追いつめられた状況を作ってはいけない。 
・森レイ子の言葉  
・鈴木千恵さん、大野洋子さんの意見に共感した。人を殺したらダメ、は大事。岩間智の「多数に合わせる」が面白かった。  
・NPOの人。工場の女性他 女性はやはり平和的。
・子どもを殺されたくないし、殺しにいかせたくない。地球キボで考えるべき問題だ。
・ニートの人 多数の人にしたがうといいながら、おっと 維持派なのが好き。
 防衛大の人 最後、NPOの人にケンカをふっかけたところ、分かりやすく自分の考えを証明した。反対にNPOの人、まんまとそのケンカにのったところがイヤ。
・最後の女性、工場キンムの方の発言です。   
・弁護士役他、皆、白熱の演技で素晴らしかったです。  
・森レイ子  実際においてなら、方法を掲示するのは難しいが。
・大野さん、主婦の人。命に対する本能的なほどの信念がいいと思った。  
・はねゆりさん  議論を通じてしっかりしてきた感じがしたから。

2017年2月10日
リブ・イン・ピース☆9+25