集会では、主催者から「橋下知事は不起立者の公表を府教委に迫り,思想・良心の問題になっている。条例は違憲違法な内容だ。9月大阪市議会、11月堺市議会に提出しようとしている。橋下知事は、学力別テストをHPに公表しようとする動きや府立高校の序列化など、徹底的に罰則によって義務付けながら強制による教育を強行している。9.24集会を成功させ、府議会に圧力を加えたい。9/30までに条例を仕上げさせてならない」と訴えた。 児玉弁護士は「大阪府が国歌斉唱時は起立を強制するもので、条例として許されるのか。国旗・国歌法はそれぞれを特定したもので、強制するものではない。この条例は義務化するものだ。憲法第19条の思想・良心の自由に反するものである。橋下知事は弁護士にもかかわらず憲法19条を全く理解していない」とアピールした。 さらに各団体からのアピールが続いた。中でも高教組が「反対したら弾圧の口実を与える」といって真剣に反対運動に取り組もうとしない執行部に対して、臨時大会を開催して闘う方針を確立するよう要求する組合員のアピールはひときわ拍手を浴びた。臨時大会の開催を要求する署名は組合員の1/4を越え、10月初めの臨時大会開催が決定したと力強くアピールした。 橋下・維新の会は府議会開会日の20日に「教育基本条例」を提出する予定だったが、維新の会内部や、大阪府教育委員会・大阪府総務部との会合で反対意見が相次ぎ、条例案の修正に追い込まれており、「今月中の提出」に方針を後退させたという。粘り強い反対運動の成果である。まずは条例案を提出させないよう、維新の会に圧力をかけ、議員団にも動揺を与えていかなければならない。 集会後は全体で府庁方向に向かって、「君が代」条例撤廃!「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな!とシュプレヒコールを繰りかえし、デモ行進に移った。 デモ行進は、大阪府庁を取り囲んで、「君が代」条例撤廃、「教育基本条例」「職員基本条例」を提出するな等とコールし訴えた。 2011年9月20日 |
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