パブリックコメントはこのページから送ることができます。しかし、このページを見ても、何のためのパブリックコメントなのか、非常にわかりにくくなっています。 ※公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則の一部を改正する省令案に関するパブリックコメント(意見公募手続)について このページからリンクされている「省令案の概要」に書かれているように、現在、外国人学校で高校無償化の対象となるのは、(イ)大使館を通じて日本の高等学校の課程に相当する課程であることが確認できるもの(民族系外国人学校)、(ロ)国際的に実績のある学校評価団体の認証を受けていることが確認できるもの(インターナショナル・スクール)、(ハ)イ、ロのほか、文部科学大臣が定めるところにより、高等学校の課程に類する課程を置くものと認められるものとして、文部科学大臣が指定したもの、の3類型とされています。 民主党政権下では、朝鮮学校は(イ)、(ロ)には該当しないとして、(ハ)に該当するかどうかの審査が行われてきました。ところが、安倍政権は、この(ハ)そのものを削除し、朝鮮学校を無償化制度から締め出そうとしているのです。 日本政府には、民族教育を保障する義務があります。日本の学校と同じような支援を、朝鮮学校とその生徒たちに行わなければなりません。 民族教育を保障することは、日本政府の義務です。民族教育の権利は、日本が批准している子どもの権利条約、人種差別撤廃条約、国際人権規約などの国際条約によって認められています。これらの国際条約と合わせて、憲法第26条1項(教育を受ける権利)、第14条1項(平等権)などにより、日本には朝鮮学校を認め、民族教育を尊重する義務があります。民族教育を保障するということには、当然、日本の学校と同等の支援を、朝鮮学校に行うことが含まれます。気に入った学校だけに援助し、気に入らない学校には援助しない、などということがあってはなりません。 パブリックコメントに、(ハ)を削除するな、朝鮮学校に無償化を適用せよ、という意見を送りましょう。パブリックコメントの締め切りは1月26日です。 関連記事 関連記事(ブログ) 2013年1月14日 |
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