大阪から夜行バスで、新宿に着き、午前9時に相武台前駅を出発する「キャンプ座間フィールドワーク」(主催 キャンプ座間への米陸軍第一軍団の移駐を歓迎しない会)に参加しました。一昨年、個人として、キャンプ座間を見に行ったときに、正面ゲートをカメラで撮影したところ、警察官から「職務質問」を受けた経験があり、正面ゲートのは近づかない方がいいという感じを持っていました。どの様な所をフィールドワークするのか強い関心を持っていました。 小田急相武台前駅を出発し、神奈川県座間駐留軍等労働者労務管理機構の横を通りました。この事務所は、在日米軍へ日本の「思いやり予算」による労務を提供しているところで、ここにも、役人が関与する外郭団体を作っているということでした。更に進むと、大きな体育館が見えてきました。座間市立体育館で、基地の交付金が使われている施設で、大きさには驚きました。
正面ゲートへは行かずに、フェンス越しに、南側へ歩きました。歓迎しない会の方から、「フェンスの金網の内側は1mは草が刈り込まれています。敵の侵入がわかるようにです」と説明されました。私は、ここに来ないとここまではわからないと感心しました。 ここから、白い建物が見えました。ここは104旅団の施設で、情報収集し、米国本国に伝えているとのことで、自衛隊OBなどが臨時職員として雇われ、役割を担っているとのことでした。キャンプ座間は司令部で、建物は見えるが、中で何が行われているのか見えてこなかったのですが、歓迎しない会の方の説明で、少しわかってよかったです。
基地の地下から「番神水」という湧水がでているのは驚きで、心なごまされました。蛍の里になっているとのことでした。
基地のモータープールに第一軍団のトラックが2台あるのが確認できました。 私は基地の東西を貫く地下道を通りました。一車線で、一方通行しかできず、住民は大変な不便さを強いられています。米軍再編の件もあり、米軍は2車線道路建設を認めたそうですが、建設費は相模原市が負担しなければならないとのことでした。 最後に、東側のゴルフ場からのボール飛びだし事件を検証することができました。1番ホールから右側に25mの高さのネットが張ってありました。このホールから力任せに撃ったボールがネットを越え、民家や公園に飛んでくるのです。12時頃行くと、公園で遊んでいた人の側に、午前11時頃飛んできたとのことで、一歩間違えると頭部に直撃し大事故に至りかねないというものでした。ゴルフ場では日本人が遊んでいました。 今回のフィールドワークに参加して、キャンプ座間がどの様なものか、まさに侵略の前線基地であり、撤去することの必要性を痛切に感じました。 2008年4月9日 [関連記事] キャンプ座間 フィールドワーク ふれあい広場でゴルフボール飛び出しに遭遇(ピース・ニュース) |