沖縄県東村高江で米軍ヘリパッド建設に反対する住民運動に対して通行妨害禁止の仮処分が出されていました。その仮処分申請を取り下げる運動が展開されていましたが、防衛省はこの声を無視して1月29日に本訴訟に踏み切りました。 ※高江ヘリパッド建設計画を中止し、裁判による住民弾圧をやめてください(リブ・イン・ピース☆9+25) 自公政権の下でおこなわれた司法手段を利用した住民運動弾圧の手口をそのまま踏襲し、基地建設に反対する住民を封じ込めようとする防衛省の態度は許せません。防衛省は「沖縄の負担軽減」を口にしながら新たな沖縄への基地建設を進めるという全く矛盾した態度をとり続けています。私たちは断固これに抗議します。 2010年1月30日 通行妨害禁止本訴提起に対する緊急抗議声明 高江ヘリパッド建設に関し、国(沖縄防衛局)が、高江住民2名を相手として、通行妨害禁止の本訴訟を提起した。この訴訟は、ヘリパッドの負担を押しつけられることに対し、反対の声を上げた住民を被告として訴えを起こすものであって、許し難い住民弾圧行為である。 しかも、国民の期待を担って誕生した民主党を中心とする連立新政権が、旧政権下の政策を無批判に追認してこのような訴訟を提起したことは到底看過することはできない。 われわれは、このような司法手続を利用した弾圧行為に対して強く抗議し、かつきわめて不当な本件訴訟を直ちに取り下げるよう求めるものである。 2010年1月29日 |