[報告]11月5日 普天間基地撤去、辺野古新基地反対の署名を提出

 11月5日(金)午後6時半より、首相官邸への「普天間の無条件返還と辺野古・徳之島への移設断念を求める署名」の提出行動が行われました。首相宛に8389筆の署名が提出されました。私たちも街頭などで集めた517筆の署名をもって代表派遣し、申し入れを行いました。

2010年11月7日
リブ・イン・ピース☆9+25


首相官邸前での集会


様々な参加団体からアピール


リブ・イン・ピース☆9+25からも申し入れ


8389筆分の署名用紙を官邸職員に手渡す

「日米合意」撤回、普天間基地即時返還と辺野古新基地の断念を求める申し入れ書

内閣総理大臣 菅直人様

 私たちは、大阪で「普天間の無条件返還と辺野古・徳之島への移設断念を求める署名」を8月末からとりはじめ、500筆以上集めここに提出します。街頭での署名活動では、高校生や中学生をはじめたくさんの若い人たちが協力してくれました。沖縄に米軍基地を押しつけ犠牲を強いる日本社会のあり方に多くの人たちが疑問をもっていました。
 鳩山前首相は5月末、辺野古への新基地建設を盛り込んだ「日米共同声明」に合意し、直後に辞任に追い込まれました。多くの人は鳩山前首相が「少なくとも県外」と言っておきながら、最後は新基地を沖縄に押しつけたことに対して驚き、「むごい仕打ち」だと思ったのです。菅首相は「日米共同声明を踏襲する」と公言し、責任をすべて鳩山氏に押しつけているのではありませんか。これに多くの人たちは、怒っているのです。そのことがわからないのですか。
 菅首相は「市民派」だと振る舞っていますが全くの偽りです。菅首相は、2003年民主党代表の時「海兵隊を県外・国外に移す」と公言したではありませんか。前原外相も2009年3月に「キャンプ・シュワブに移すのはだめだ」、6月に岡田幹事長は「辺野古に移すと基地を固定化する」となぜここまで明言しながら、「日米共同声明」を推し進めるのか、全く理解できません。
 9月12日の沖縄県名護市の市議会選挙で、基地移設反対を掲げる稲嶺市長支持派が圧勝しました。基地交付金を使って反対の声を黙らせるという、自民党時代からの汚いやり方は破綻したのです。米軍基地によって沖縄の地域社会や経済発展が不当にゆがめられてきたのです。政府はこのことを真摯に認めるべきです。もはや「日米合意」を実現することは不可能です。即座に撤回してください。
 沖縄の人たちはすでに新基地拒否を鮮明にしているのであり、結論はでています。沖縄の人たちにこれ以上苦渋を迫るべきではありません。日米安保によって沖縄に不当に米軍基地を押しつけてきた「沖縄差別」を克服していくために、今こそ日本政府が決断し、米政府と交渉に入るべきです。私たちは「本土」から声を大にして言います。「日米合意」を撤回し、辺野古新基地を断念すること、普天間基地を今すぐ返還するよう要求します。

2010年11月5日
リブ・イン・ピース☆9+25