![]() 10月19日、京都府南部のけいはんな記念公園芝生広場で「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園全国集会」が開催されました。同公園は、大増設工事に着手されている祝園ミサイル弾薬庫(祝園分屯地)に近接する公園で、京都、奈良、大阪、兵庫の関西周辺地区と米軍・自衛隊基地を抱える全国各地から2700人が結集しました。前日には、全国交流集会も開催されました。 ![]() 午後1時からは「祝園・全国リレートーク」。前半は各地からのアピール、後半は「関西チーム」からのアピールが行われました。 前半の各地からのアピールは、今年2月に、日本列島を再び戦争にしないための闘争のつながりである「戦争止めよう沖縄・西日本ネットワーク(沖西ネット)」が結成されており、そこに名を連ねる諸団体からのものでした。保守大国で何とか国の暴走を止めるために闘う(熊本)、対中戦争の最前線にさせてはならない(石垣島)、大分第6師団が南京大虐殺にかかわった、再び対中戦争を許してはならない(大分)、トマホークが持ち込まれたら危険性が桁違いになる(広島・呉・岩国)、神戸方式を守らせてきた闘いを引き継ぐ(神戸)、三菱重工があり、基地反対と軍需産業反対は一体(愛知)、東富士演習場での長射程ミサイル発射訓練など軍事演習の危険が増大している(静岡)、米軍だけでなく自衛隊による被害も問題に(神奈川)など、各地での取り組みの課題とその強化がアピールされました。 ![]() 最終トークでは、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんから、「沖縄では戦後処理が終わっていない、遺骨が出てくる、にもかかわらず「台湾有事があおられ、再び戦争に向かおうとしている、ノーモア沖縄戦、今度戦場になるのは沖縄だけではない」と発言がありました。 緊急の提案として、石破首相と中谷防衛大臣あてに、10月20日から行われる予定の大規模な「自衛隊統合演習」の中止を求める申し入れが確認されました。これは前回よりも21500人多い52300人の自衛隊員が参加し、5900人の米軍も参加する大規模なものです。「レゾリュート・ドラゴン25」はじめきわめて実戦的で、挑発的で、危険な軍事演習が今年に入って連続して行われています。最後に、祝園弾薬庫の増設工事強行に反対し、全国での戦争基地化に反対する「集会宣言」を参加者一同で確認しました。 ![]() 全国各地で弾薬庫増設や長射程ミサイル配備、基地強化や共同軍事演習に対して反対運動をしている人々が集まり、近畿では祝園の弾薬庫増設反対運動と手をつなぎそれを支えるたくさんの人々が集まり、互いの現状を報告し、励ましあって闘い続けようという気持ちが全面に出た、元気をもらった集会でした。 2025年10月22日 リブ・イン・ピース☆9+25 |
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