韓国挺身隊問題対策協議会(挺隊協)よりのメールを転載します。なお、翻訳上の一切の責任は、 リブ・イン・ピース☆9+25 にあります。
1000次日本軍『慰安婦』問題解決のための水曜デモに
ご一緒して下さった皆さん、本当にありがとうございます

 1000回目の水曜デモが行われた12月14日の明け方、平和の碑を立てるために、まだ闇が去らない日本大使館の前の平和路に立ちました。日本の新聞社記者たちがすでに陣を敷いて、平和の碑が立てられる現場に来て、取材に熱を上げていました。歩道のブロック何枚かを取り剥がして土をならしてその上に碑を据えるまで、およそ3時間掛かりました。そして、まだ少女だったハルモニが、正面から日本大使館をまっすぐに見つめて座りました。何も話さずに硬く閉じた唇と、そっと、しかし強く、握り拳を握ったその姿が、どんな一言よりも強く虚空を切り裂き、胸を押し潰さんばかりにする、忘れることのできない瞬間でした。

 そして11時を過ぎて、多くの人々が・・・平和路へと足を運びました。舞台の前から少しずつ長くなり始めた列が、日本大使館を過ぎて道の最後まで続き、1000次水曜デモを一緒にしようとする人々でぎっしりと埋められました。いつにも増して、言論の関心も熱かったです。ずっとカメラのシャッターが炸裂し、参加者たちも包囲されるがごとく、記者団に囲まれました。




 笛・太鼓の練り歩きを始め、歌と連帯発言が続き、日本大使館前をぎっしりと埋めた黄色と紫の波、そして日本軍『慰安婦』問題解決のための正当な要求が、遠くそして高く鳴り響きました。ツイーターの力を実感させてくれた希望乗用車の寄付伝達式もあり、平和の碑の除幕式もデモの中間で行いました。2時間近く行われた集会、準備した時間に比較すれば本当にあっという間に過ぎ去った1000次水曜デモでしたが、心を一つにして集まって下さった方々が伝えて下さったその熱気は、私たち挺対協実務者たちの胸にいつまでも残るでしょうし、ハルモニたちも、いつにも増してより大きい希望だとお感じになられたでしょう。

 そして同じ時間、世界各地で鳴り響いた「日本軍『慰安婦』被害者に正義」の回復を要求する叫び。東京でも、1300余名が外務省を囲み、米国では、ホロコースト生存者たちが、日本軍『慰安婦』被害者たちと一緒に日本政府の謝罪を促し、ドイツでは、14の地域で、映画上映会や集会等を通して、この問題を知らせました。カナダでは、カナダ版希望バスが出発し、数百人の人々がバスに乗り、オタワの日本大使館の前で集会を開きました。その他にも、日本とアメリカの全域、フィリピン、台湾、イタリア、スコットランド、カナダなどで、多様な活動によって日本軍『慰安婦』被害者たちの名誉と人権回復を要求しました。
(左上から、春川[Chunchon]、ベルギー、仁川[Inchon]、カナダ、水原[Suwon]、 大邱[Tegu])

 全国各地、9つの地域、30都市でも、1000次水曜デモ連帯集会を開きました。この寒さにコートも着ないでパフォーマンスをした仁川(Inchon)女性会もあり、学習週間の参加として子どもたちに歴史と人権を勉強する機会を与えた多くの学校と図書館、女性会などもありました。全国を揺るがし、世界を揺るがした私たちの声が、日本政府の問題解決、ひいては戦争と女性暴行の中断へとつながるようになるだろうと信じます。
 連名や参加、連帯行動によって、ご一緒下さった団体や個人のお名前を、ここにいちいち掲載できない点をご理解して下り、今後も水曜デモは続くという点をお忘れにならないで下さい。今までそうして来たように、水曜デモをご一緒に率いて下さる方々があってこそ、また、違った歩みを踏み出せます。
各地で1000次水曜デモに連帯して行なわれた行動は、挺対協のホームページ等を通してUPし、共有する予定です。今一度、ご一緒下さったすべての方々に感謝の気持ちをお伝えます。

2011年12月16日
韓国挺身隊問題対策協議会共同代表
尹美香[Yun-Mihyang](常任)、韓グギョム(Han-Gugyom)  拝