日本大使館の「慰安婦」被害女性に対する非礼な仕打ちに抗議の声を!

 こんなことが許されてよいのでしょうか?!

 みなさんご存知の通り、ソウルの日本大使館前では、1992年1月より、毎週水曜日正午から1時まで、日本軍「慰安婦」被害女性のハルモニたちが、支援者の皆さんとともに、問題の解決を求めて集会(水曜デモ)を開いておられます。

 9月30日、第885回目の水曜デモのあと、その事件は起きました。
 10月8日の鳩山首相訪韓の折、短時間でもいいから鳩山首相と面会したいとハルモニたちは切望していました。「生きているうちに謝罪を、問題解決を」と願うハルモニたちにとって、新しい政権に対する期待は高まり、そのことをたとえ1分でもいいから直接首相に会って訴えたいと思うのは当然のことです。そこでハルモニたちは面談要請文を作り、水曜デモの後日本大使館に届けに行ったのです。
 ところがあろうことか、日本大使館は受け取ろうとしないばかりか姿も見せず、「言いたいことがあるのならガラスに向かって話せ」と言ったのです。そのガラスとは黒いフィルムの貼ったスモークガラスで、声が通るように一応小さな穴が空いているものの、中にいる人の姿は全くうかがい知れません。もちろん大使館の職員は、カメラ等で外の様子はしっかり把握しています。
 なんという仕打ち、何たる非礼でしょう!
 これまで心に傷を抱えながら闘ってこられたハルモニたちの心のうちを思えば、とても耐えられません。どれだけ憤慨し、どれほど絶望されたことでしょう。
 それでも、キル・ウォノクハルモニはその黒いガラスに向かって、「自分たちはこんなに老いてしまったが、日本が新しい政権になって、この機会に自分たちの問題を解決してくれることを望んでいます。どうかよろしくお願いします」と懇願されたそうです。
 日本大使館はそれに対して返事もなく、持参した要請文も「そこにおいておくように」とだけ言われ、最後まで手渡すこともできませんでした。

 日本大使館のとった行動は、まさに人間として恥ずべき傲慢さです。どれだけ被害女性の心を踏みにじれば気が済むのでしょうか。
 絶対に許すことができません。

このHPには当日の写真が載っています。
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リブ・イン・ピース☆9+25ブログより転載)