社会保障予算の2,200億円削減中止後期高齢者医療制度の廃止を求める署名にご協力下さい


 小泉政権から続く社会保障関連予算の削減によって、憲法25条に保障された生存権がおびやかされるまでになっています。医療・介護・生活保護・障害者福祉など、人々の命や健康にかかわる予算が軒並み削られ、医療にかかれない、介護が受けられないなど様々なひずみを生み出しているのです。その集中点が2006年から始まった社会保障費の毎年2200億円の削減です。麻生政権は、この方針を来年度も継続するつもりです。もうこれ以上は限界です。
 これに反対する署名が始まりました。私たちも、生活を守り、戦争に反対する立場からこの署名に取り組みたいと思います。是非、ご協力下さい。

2008年12月2日
リブ・イン・ピース☆9+25

        署名名称: 社会保障予算の2,200億円削減中止と後期高齢者医療制度の廃止を求める署名
        署名提起団体: 阪南中央病院労働組合/大阪大学附属病院看護師労働組合

 署名は以下よりダウンロードして頂くか、リブインピースまでご連絡いただければ必要枚数をお送りします。
    (リブインピース TEL 090-5094-9483 E-mail info@liveinpeace925.com

<署名用紙ダウンロード>


[署名の呼びかけ]
 「医療崩壊」ストップのため、社会保障費2,200億円削減の中止が必要です
 「医療崩壊」をはじめ、介護、生活保護など社会保障全体が危機に瀕しています。それなのに、麻生政権は2009年度予算においても、2006年から行っている「骨太方針」に基づいた、社会保障予算の2200億円削減を続けようとしています。社会保障費の削減は、すでに私たちの健康・いのちを危険にさらし、憲法25条に保障されている生存権をおびやかすところにまできています。社会保障費の削減はもう限界です。「医療崩壊」ストップのために削減を中止させ、そして、誰もが必要な時に、安心して安全な医療・看護・介護を受けられるように社会保障費の大幅拡大を求めましょう。

 高齢者の生活圧迫と医療排除をもたらす、後期高齢者医療制度は廃止を
 麻生政権は、後期高齢者医療制度を小手先の手直しで継続しようとしています。しかし、75歳以上の高齢者全員を対象に、保険料負担を増やし、なおかつ受診抑制や医療差別をもたらすこの制度の本質は変わりません。保険料が払えないと保険証が取り上げられる非人道的な制裁措置もそのままです。これまで社会に貢献してきた高齢者に対し、「長生きするな」と言わんばかりの制度は廃止すべきです。

 医師・看護師の不足で病院が次々つぶれ、医療が提供できなくなる
 全国各地で、「医療崩壊」が進んでいます。救急医療、産科・小児科医療、公的医療機関の縮小・閉鎖が相次ぎ、救急患者が「たらい回し」にあい、いのちを落としてしまう悲劇が各地で起こっています。
医師や看護師をはじめ医療従事者も、仕事はますます過密で過重になり、長時間の労働が強いられています。病院から退職者が増え、人員不足が進み、残った人がさらに過重労働を強いられる、さらに離職者を出すという悪循環に陥っています。このような深刻な労働環境で医師、看護師が過労死する事態も生じています。このままでは、この国の医療は、人々の健康といのちを守ることができません。

 医療費や保険料が高すぎて、医療にかかれない人が急増している
 低賃金と物価の上昇で生活が苦しくなる一方で、医療費の負担が高くて病院・診療所に行きづらい、保険料が負担できず保険証を取り上げられた、病院に入院してもすぐ退院を迫られて行く場所がないなど、医療が十分に受けられない人が増えています。特に「ワーキング・プア」層など低所得の人や子どもにも無保険者が急増しています。自己負担・保険料負担の軽減、保険料が支払えない人の保険証取り上げをやめて医療を保障し、国民皆保険制度の空洞化を止めなくてはなりません。

 消費税増税反対、社会保障予算拡大は大企業増税・軍事・原子力予算削減で
 麻生首相は、社会保障の財源確保を口実に、3年後を目指して消費税増税を行おうとしています。しかし、消費税は所得が低いほど家計に対する負担が重くなる税金であり、低所得者の貧困化をさらに進め、医療から排除される人を増やすだけです。私たちは、消費税増税による庶民への犠牲転嫁ではなく、大企業優遇税制の中止、軍事費・原子力予算の削減、その他不必要な公共事業の中止など、税の無駄遣いの見直しで財源をねん出し、社会保障費を拡大することを強く求めます。


[署名用紙]

社会保障予算の2,200億円削減中止と後期高齢者医療制度の廃止を求める署名

衆議院議長 殿
参議院議長 殿

【請願趣旨】
 全国各地で進行している「医療崩壊」は、私達の健康と命を危険にさらしています。その根本的な原因は、長年にわたり政府が医療費抑制策を行い、特に小泉政権以来の「骨太方針」に基づいて、社会保障費を毎年2200億円削減してきたことにあります。また、後期高齢者医療制度は、高齢者の保険料負担を増やし、受診を抑制し、医療から排除するものです。小手先の見直しではその本質は変わりません。これらのすみやかな中止・廃止を求めるとともに、安全・安心の医療のために以下の要求の実現を求めます。

【請願事項】
 一、社会保障予算の2200億円削減計画を撤回すること。
 一、「後期高齢者医療制度」を廃止すること。
 一、皆保険制度を守り、誰もが必要時に安心・安全の医療を受けられるよう保障すること。
  ・保険料が支払えない人と子どもの保険証取り上げをやめ、医療が受けられるようにすること。
  ・医療費・介護費の自己負担、保険料負担を軽減すること。
  ・救急医療・産科小児科医療、公的医療機関を守る対策をとること。
  ・医師・看護師はじめ医療従事者、介護従事者を大幅増員し、賃金・労働条件を改善すること。
 一、消費税の増税を行わないこと。大企業優遇税制の中止、軍事費・原子力予算の削減を通じて、社会保障予算を大幅に拡大すること。 

【署名提起団体】
 阪南中央病院労働組合 〒580-0023 大阪府松原市南新町3-3-28  072-331-1919
                   hannan_union@yahoo.co.jp  http://www.mmjp.or.jp/hannan-union/
 大阪大学附属病院看護師労働組合 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15  06-6879-5061
                   kanrouso@mua.biglobe..ne.jp

※この署名でいただいた個人情報を他に利用することはありません。

第一次集約 2009 年1 月25 日 第二次集約 2009 年2 月20 日