初めて明かされる! サマワ帰還米兵,イラク住民の劣化ウラン被曝 イラクウラン被害調査緊急報告集会 ――UMRC アサフ・ドラコビッチ博士講演会 in OSAKA―― 編集発行 リブ・イン・ピース☆9+25より 22年前、米国がアフガニスタン戦争を始めたときに、私たちは即座に戦争に反対する活動を開始しました。その活動の中で、カナダに拠点を置くウラニウム医療研究センターUMRCが現地の劣化ウラン弾による人体/環境の汚染調査をしている事を知り、その調査活動に対する支援を行いました。2003年に米軍派イラクでも劣化ウラン弾の大量使用を行い、UMRCは調査に入りました。また湾岸戦争、イラク戦争に参加した米軍兵士にも「湾岸戦争症候群」と呼ばれる症状がでましたが、UMRCはその兵士たちの体内から劣化ウランを検出し、彼らが被曝していることを明らかにしました。当時、被害に苦しむイラクの人々に対して日本の運動はNODU広島プロジェクト/ICBUWなど広島の市民グループを中心に被曝したと思われる人々への医療、医薬品支援を行い、米軍占領下でのイラクの人たちを支援してきました。 20年がたって、人々の中でこれらの記憶が薄れていく中で、英米軍が再びウクライナで劣化ウラン弾を使用しようとしていることに怒りを禁じえません。この報告集は2004年4月14日に大阪で行われたUMRCのドラコビッチ博士の講演を中心にしたものです。再度警鐘をならす意味で、オンライン上で公開することにします。ぜひご一読ください。 目 次 はじめに 第1部 サマワ帰還米兵,イラク住民の劣化ウラン被曝 イラクウラン被害調査緊急報告集会 主催者あいさつ 嘉指信雄氏(NODU広島プロジェクト)のアピール UMRCアサフ・ドラコビッチ博士講演 「イラクとアフガニスタンにおけるウラン汚染」――放射能戦争が健康に与える影響―― 第2部 米兵の劣化ウラン被曝の事実を明るみに出したスクープ記事 イラク戦争劣化ウラン情報 No.15 ニューヨーク・デイリーニュース・スクープ [第1記事] おそらく州兵たちはアメリカのハイテク兵器の犠牲者であろう 2004/4/3 イラク戦争劣化ウラン情報 No.16 ニューヨーク・デイリーニュース・スクープ(続報) [第2記事] 兵士達、健康上のリスクを知りたいと要求 2004/4/3 [第3記事] 問題の宿営地の中で 2004/4/3 イラク戦争劣化ウラン情報 No.17 ニューヨーク・デイリーニュース・スクープ(続報最終) [第4記事] 陸軍はニューヨーク州兵部隊を検査する予定 2004/4/5 [第5記事] 州政府、兵士達の健康のためにひと肌脱ぐ 2004/4/6 イラク戦争劣化ウラン情報 No.18 ニューヨーク・デイリーニュース・スクープのその後 G.I.達は軍にウラニウムの検査を受けたいと表明 N.Y.D.N 2004/4/19 クリントン、G.I.達の健康検査を後押し N.Y.D.N 2004/4/20 ヒラリーが将軍を追及、G.I.達が勝利 N.Y.D.N 2004/4/21 米国防総省のウラニウム否定 N.Y.D.N 2004/4/273 米国防総省:ウランはニューヨークの部隊に危害を加えなかった AP通信 2004/4/30 病気のG.I.達のはっきりしない事実 N.Y.D.N 2004/5/6 イラク戦争劣化ウラン情報 No.23 NHK BS 世界のドキュメンタリー 「イラク 劣化ウラン弾被害調査――ドイツ人医師13年の足跡――」 について 戦争の最も小さな犠牲者 N.Y.D.N 2004/9/29 劣化ウランによる汚染で英国人がハネウエル社を告訴に踏み切る Observer 2004/7/11 Military Medicine [168巻8号 2003年] から訳出 「24時間尿採取と指数的崩壊解析に基づく、湾岸戦争退役兵士における劣化ウランの吸入時での肺への取り込み量の評価 」 2023年4月21日 |
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