&ビラまき&原発さよなら署名”で配布したビラです)
<チラシ表PDF> <チラシ裏PDF> 福島の広大な土地が放射能汚染地帯に 9月11日で東日本大地震から半年が経ちました。福島第一原発事故は今も収束のメドが立っていません。20キロ圏内の「警戒区域」や原発から北西に広がる「計画的避難区域」などから10万人以上の人々が避難生活を強いられています。それでも政府が避難指示を出しているのは汚染地域の一部に過ぎず、多くの人々が被曝を強いられながら住み続けざるをえなかったり、補償もないまま自主避難をしている現状です。子どもたちの被曝が特に心配です。(裏面参照) 福島原発事故で放出された放射性物質セシウム137は広島原爆168個分 政府は、福島原発事故放出された放射性物質セシウム137が広島原爆の168個分にもなると試算していたことが明らかになりました。セシウム137は半減期が30年と長く、人体にも影響を与え、食品や土壌を長期に汚染し続けます。農業や畜産、漁業が深刻な影響を受けています。 事故当日には2号機メルトダウンを予測していた 福島原発は、冷却機能を全く失う「全電源喪失」によって核燃料がどろどろに溶けて崩壊する炉心溶融(メルトダウン)に至りました。原子力行政を担う原子力保安院は、事故が起きた3月11日の夜にはこのことを予測し、政府にも知らせていたことが明らかになりました。また、福島原発1号機から放出される放射能の拡散予測をしながら政府はすぐに公表せず、住民の避難にも活用しませんでした。もし適切な対応を取っていたら、住民は無用の被曝を避けられたはずです。 今動いている原発は全国54機中11機だけ 原発なくてもやっていける 野田新首相になり、停止中の原発の再稼働の方針を強めています。しかし、事故も収束せず、多くの住民が被曝の脅威にさらされているもとで原発の再開に動くなどありえないことです。 無駄を控え節電した結果今年の夏のピーク時電力使用は93年の冷夏なみの水準になりました。現在動いている原発は全国54機中11機ですが、この11機を止めたとしても十分に余力がある状態です。大事故が起こったら取り返しがつかない原発がなくてもやっていけるのです。
2011年9月11日 |
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