2019年2月17日 〇大統領選挙では950万人が投票し、68%がマドゥーロ氏を支持しました。「大統領選は不正」と宣伝されていますが、野党を含め選挙日程で合意した後で、米の指示で急進派がボイコットしただけです。選挙は穏健派野党も参加して公正に行われました。選挙監視を行った150人の専門家グループも平和的で公正な選挙と認めています。 ●フアン・グアイド氏は何の法的根拠もない「自称暫定大統領」にすぎません。今年初めで20%の知名度しかなく、国民も知らない人物です。米は強引に承認したましたが、外国が勝手に大統領を選べるはずはありません。憲法違反で国際法違反です。 理由2 国内の平和と対話を求めているのがマドゥーロ大統領です。対立をあおるだけで、クーデターと米の軍事介入を辞さないのがグアイド氏です。 〇マドゥーロ大統領はグアイド側に対話と国会選挙の繰り上げを提案しています。ローマ法王にも仲介を依頼しました。対立を自制し、国民が血を流すことのないように全力をあげています。 ●グアイド氏はマドゥーロ辞任を繰り返し、対立を煽るだけです。衝突や流血を口実に米が軍事介入するのを待っているのです。 理由3 ベネズエラで人民の命と生活を守っているのがマドゥーロ大統領とその政府です。経済制裁と金融制裁でベネズエラ人の命と生活を脅かしているのが米政権です。その米と結託して物資の隠匿や投機で暴利をむさぼっている富裕層の利害を代表するのがグアイド氏なのです。 〇米の経済制裁で食料・薬が不足する中、政府が組織するCLAP(食料配給機構)は600万世帯、人口の7割におよび、国民の生命と生活を支えています。 ●インフレなどの経済困難は、物資隠匿や投機など反政府派による経済破壊活動、米欧の経済制裁によるものです。米は自ら危機を作り出しておいて、「人道支援」と称して介入を狙っています。 ☆「人道支援」ならキューバのようにベネズエラ政府に渡すべきです。国連事務総長もマドゥーロ大統領を正式なベネズエラ政府代表と認め、国連、国際赤十字、カトリック団体等は米の「人道支援」への協力を拒否しています。 理由4 マドゥーロ大統領による独裁や民主主義の抑圧は事実ではありません。暴力や破壊活動への警察の取り締まりが歪められて報じられています。 ○マドゥーロ大統領は、都市や農村でコミューン(共同体組織)を作り、住民の政治参加を発展させてきました。反政府の平和的デモなどを弾圧していません。 ●グアイド氏らのグループがやってきたのは、平和的デモなどではなく、投石やバイクの暴走、殴る蹴るの暴行や商店の破壊などの暴力行為です。 理由5 マドゥーロ大統領は、チャベス元大統領のボリーバル革命を継承し発展させようとしています。米国はこれを敵視し、つぶそうとしてきました。これは内政干渉なのです。 ○チャベス大統領は、1999年の大統領選で勝利し貧困や格差をなくすボリーバル革命を進めてきました。マドゥーロ大統領がこれを継承しています。 ●米が、「ボルトン計画」という政権転覆計画を作成していることが昨年12月に暴露されました。マドゥーロ大統領の暗殺、合法的政府の打倒、暫定政府評議会の設置という3つのクーデター計画です。このシナリオに沿って政府転覆が企てられています。 |
Tweet |