声明 日本政府は、グアイド支持を撤回せよ! 対話による平和的解決を!

 日本政府は19日の河野外相記者会見で、ベネズエラ情勢について「我が国としてグアイド暫定大統領を明確に支持する」と表明しました。私たちはこのことに強く抗議します。
 外相は“自由で公正な大統領選の早期実施”を要求しましたが、マドゥーロ大統領こそが、昨年5月の選挙で自由・公正に選ばれた大統領です。選挙監視団もお墨付きを与えています。マドゥーロ大統領以外に大統領はいません。
 一方「暫定大統領」を僭称するグアイドなる人物は、米国を後ろ盾に反対派集会で突如「暫定大統領」を宣言しただけです。何の法的根拠も、憲法上の正当性もありません。世界中のどこに、集会で宣言しただけで大統領になれる国があるのでしょうか。これが米国やヨーロッパのでいう民主主義だというのでしょうか。
 「人道物資搬入」を口実とした米国による介入の緊張が高まる今の時期にグアイド支持を表明することは、米主導の卑劣なクーデター計画に加担するものです。「経済戦争」を煽りさらなる混乱と政治的対立を外から持ち込むものです。ベネズエラの人々の暮らしや社会生活にいっそうの困難をもたらすものです。決して許されません。
 私たちは、日本政府がグアイド支持を撤回するよう要求します。米によるクーデター計画に反対し、マドゥーロ政府が進める対話による平和的解決を支持するよう求めます。

2019年2月20日
リブ・イン・ピース☆9+25