米国の反戦・平和グループのアピール(100以上の団体が署名) ウクライナをめぐるロシアとの戦争に反対する 私たちは、ウクライナをめぐるロシアとの戦争は、核保有国同士の危険な紛争に発展する危険性があるため、今すぐ阻止するために行動しなければならない。米国に住む者として、私たちは米国政府に対し、以下のことを求める特別な責任がある。 ―ロシアとの戦争を止めよ ― NATOの拡大を停止せよ ―ウクライナとEUへの武器輸送を中止せよ ―国際法、国連憲章を遵守せよ ―現在の紛争を国連安全保障理事会の中で解決せよ ―核戦争の脅威を緩和せよ 再び、私たちの世界は2つの主要な核保有国間の戦争の脅威に直面している。過去と同様、米国は、国際法と国連憲章に明らかに違反し、戦争を行う手段として北大西洋条約機構(NATO)を利用している。 バイデン政権は現在、2億ドル相当の武器やその他の「殺人兵器」をウクライナに送っており、8500人の米軍を同国に入れるために待機させている。「不要不急の」米国外交官とその家族は、同国から退去させられている。企業メディアは、ロシアはウクライナに侵攻しようとしている敵である、という描写に足並みをそろえている。これらの行動は事実上の宣戦布告であり、企業メディアは戦争を煽っている。 NATOのウクライナへの駐留拡大を通じた、ロシアへの現在の侵略エスカレーションは、世界平和に対する深刻な脅威であり、大きな戦争を阻止するために反戦団体が統一的かつ迅速に対応することが必要だ。 そのために、我々、以下に署名した団体は、米国政府に対する上記の要求を掲げた全国行動の日を支援することに合意した。 1月30日から2月5日までの1週間、私たちは主要な交差点や幹線道路の陸橋など人通りの多い場所で、この緊急の危機に対する認識を高め、大統領にロシアとの戦争を止めるよう求める看板やバナーを掲げて、可視化行動を実施する。2月5日の午後には、戦争反対の意思の広さを示すため、オンラインで全国集会を開催する。集会の間、可視化行動の写真が共有される。 アクションを起こそう 1、行動への呼びかけに賛同しよう 2、可視化行動を開催しよう 3、全国行動に登録しよう 4、バイデン大統領とグテーレス国連事務総長への請願書に署名し共有しよう 最初の署名者(アルファベット順) Answer Coalition (アンサー連合) Black Alliance for Peace(平和のための黒人同盟) CODEPINK Global Network Against Weapons and Nuclear Power in Space (宇宙への兵器と核の配備に反対するグローバルネットワーク) International Action Center( 国際活動センター) Popular Resistance(民衆の抵抗) Task Force on the Americas(米州タスクフォース) United National Antiwar Coalition( 全米反戦連合) U.S. Peace Council(米国平和評議会) Women’s International League for Peace and Freedom (WILPF-US)(国際平和と自由のための女性連盟) World BEYOND War(戦争のない世界) その他の署名者 Ground Zero Center for Nonviolent Action(グラウンドゼロ非暴力行動センター) Massachusetts Peace Action(マサチューセッツ平和行動)) Peninsula Peace and Justice(半島の平和と正義) United Teachers Los Angeles(ロサンゼルス教員連合) Law and Disorder Radio Green Party of Monmouth County NJ(ニュージャージー州モンマス郡緑の党) 他 多数 国際的な署名者 Peace and Solidarity Organisation - SriLanka(平和連帯機構スリランカ) 【関連情報】 アピール署名への賛同者全体は、以下のPopular Resistance orgのサイトで見ることができます。 https://popularresistance.org/nowarwithrussia/ このアピール署名運動が2月5日に組織したオンライン・ラリー「Stop War With Russia National Online Rally」は以下のサイトで見ることができます。 https://www.youtube.com/watch?v=wq3wupWxdac&t=328s このアピールの紹介はMLToday にもされています。 アクション・アラート:ウクライナをめぐるロシアとの戦争を阻止せよ! MLToday 2022年1月31日 https://mltoday.com/action-alert-stop-the-war-with-russia-over-ukraine/ 100以上の反戦団体がバイデンにロシアとの瀬戸際外交の終結を要求 米国とロシアが保有する数千個の核兵器を考えると、ある主催者は、「私たちが今直面している緊急事態は、文字通り人類の生存を危険にさらしている」と述べた。 https://www.commondreams.org/news/2022/02/01/100-anti-war-groups-demand-biden-end-brinkmanship-russia JAKE JOHNSON 2022年2月1日 Common Dream 全米の何百万人もの人々を代表する100以上の平和擁護団体が、火曜日バイデン政権に対し、核武装した二つの国がウクライナ問題で戦争に近づきつつある中、ロシアとの緊張を和らげるために直ちに措置をとるよう要求した。 「我々はバイデン大統領に、ロシアとの極めて危険な緊張をエスカレートさせる米国の役割を終わらせるよう求める。世界の核兵器の90%を保有する2つの国の間の瀬戸際外交に大統領が参加することは、重大な無責任である」と、進歩的諸団体はコードピンクとルーツアクション・オルグ主導の共同声明で述べた。 「米国政府は、NATO拡張に対して長期モラトリアムに同意すべきだ」 この声明は、Physicians for Social Responsibility(社会的責任のための医師)、Just Foreign Policy(公正な外交政策)、Peace Action(平和行動)など105団体が署名しており、国連安全保障理事会で米ロの代表が鋭い口撃を行った数時間後に発表されたが、迫り来る軍事衝突への懸念を少しも和らげることはなかった。 国連総会での発言で、リンダ・トーマス・グリーンフィールド米国大使は、「ロシアが、ウクライナと西側諸国を侵略者に仕立て上げようとしており、攻撃する口実を事実無根で作っている」とロシアを非難した。 これに対して、ロシアのワシリー・ネベンジャ大使は、ウクライナにおけるロシアの意図について誤った主張をし、「エスカレーションを誘発」しているのは米国であると主張した。ウクライナにはNATO加盟の野望があり、ロシアはこれを安全保障上の重大な脅威と見なしているのである。 ネベンジャ氏はまた、2014年のウクライナ政府転覆を支援することで、米国が「民族主義者、過激派、ロシア嫌い、生粋のナチス」をキエフの権力者に押し上げたと非難した。 これまで米国は、NATOの「さらなる東方拡大」がないことを保証するよう求めるロシアの要求を拒否してきた。アントニー・ブリンケン米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、両国が外交的突破口を予感させない提案書を交換した後、火曜日に電話で話すことになっている。 105の反戦団体は火曜日の共同声明で、現在の危機の根源は「1990年に当時のベーカー国務長官が行った、NATOは『東に1インチも拡大しない』という約束を、アメリカ政府が守らなかったことに絡み合っている」と主張した。 「1999年以来、NATOはロシアと国境を接する国々を含め多くの国々を含むように拡大してきた」と、各団体は指摘した。「ロシア政府が現在主張している、ウクライナをNATOの一員にしないという保証書を頭から否定するのではなく、米国政府はNATOの拡張を長期的にモラトリアムすることに同意すべきだ」と指摘。 2022年2月12日 |
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