米軍の「有志連合」とは「別」というが、イランを刺激しないように口先だけのごまかしだ。「調査研究」とは何をするのか。ホルムズ海峡直近のオマーン湾まで行って、 付近の軍事情報を監視するのだ。もちろん米軍は大歓迎だ。自衛隊が得た軍事情報は直ちに米軍に提供される。別働隊として、米軍に緊密に協力するための派兵だ。米軍がイランに衝突や攻撃をしかけたらどうなる。米軍に情報を提供し協力しているから、当然反撃の対象になる。安倍内閣は、はじめから「攻撃されれば個別自衛権や海上警備行動」を発動し、それ以上になれば戦争法の重要影響事態、存立危機事態へ進むことを想定している。戦争になれば米軍の側にたって参戦することを前提の行動だ。自衛隊は地域の安全と緊張を緩和するために行くのではない。米軍と一緒になってイラクを威圧し、加担すすために、言葉を換えれば戦争を煽るために行くのだ。憲法に真っ正面から反する対イランでの自衛隊派兵を許してはならない。 安倍は「桜を見る会」「前夜祭」「反社招待」等々驚くほどたくさんの疑惑に何一つ答えずに国会を終わらせようとしている。誠実さのひとかけらもない政権だ。こんな恥ずかしい政権を許してはならない。幕引きを許さずに、疑惑徹底究明、自衛隊派兵阻止を要求して安倍政権を包囲する声を上げよう。 2019年12月3日 |
Tweet |