「韓国挺身隊問題対策協議会」より

11月19日(水曜日)
第840次水曜デモは、挺身隊対策協主管で行いました:
 元々、今日の水曜デモを主管することになっていた団体がありましたが、その団体の事情で主管が不可能となり、挺身隊対策協が主管しました。


▲ 第840次水曜デモ 写真:尹美香

 突然、気温が零度以下に下がり、ハルモニたちは厚い服とマフラーで武装をして座り、参加者たちも丹念に武装をして立ちました。スピーカーも寒くて凍ったのか、声が出なかったり、出たりします。どうしようもなく、スピーカーにも服を着せました。
 成均館(Songgyunkwan)大学の歴史学受講生と教授が、歴史学入門授業を行なって、授業の延長として水曜デモに参加して発言をしました。「直接、このように積極的に闘っておられるハルモニたちに会うようになり、とてもうれしいです。私に、このように良い機会を作って下さった教授に感謝したい気がします。ハルモニたち、末永く健康にお過ごしになり、私も力添えします。」学生の発言が終わると、わがハルモニたちが最も大きい歓呼の声と手を振って下さいます。
 富川(Puchon)実業高等学校からも、先生と学生たちがきてくれました。国語の授業中に小説を勉強しながら、日本軍「慰安婦」問題を必ず学生たちに教えているという国語の先生は、これまで何回も学生たちと共に水曜デモを訪ねて下さいました。中央大学社会学科の学生たちも参加し、自由発言をしてハルモニたちに連帯のメッセージを伝えました。

 寒い中でも吉元玉(Kil Wonok)ハルモニもマイクを握り、このように若者たちがたくさんきて下さって有難いと語りつつ、西大門独立公園に建てるようになる「戦争と女性人権博物館」について、「私たちが、私たちのために、そこに博物館をたてようとするのではありません。それは、すべて、私たちの後の世代のために建てるのです!よ。そこに博物館を建てれば、異なった苦痛の諸歴史を皆が見て、『ああ...こういうこともあったんだなあ』ということを、さらに多く知るようになるのです。」と述べ、光復会が西大門独立公園に博物館をたてることに反対していることについて糾弾しました。ハルモニの言葉に、皆が首を縦に振りながら同意する姿も見られました。

 随分寒い天気でしが、活気に満ちた雰囲気の中で、第840次水曜デモは行なわれました。(挺対協ニュース 2008-11-30より)


11月17日(月曜日)
光復会と殉国先烈遺族会などの独立有功者団体がデモ:
 光復会と殉国先烈遺族会などの独立有功者団体は、「殉国先烈位牌に対する政府の管理がおざなりなことに抗議」と、「西大門(Sodemun)独立公園内に戦争と女性人権博物館建築許可を出したソウル市に抗議」という表現で、政府が主管する殉国先烈の日の記念式に参加せず、別途に記念式を西大門独立公園で持ち、棺を乗せる輿を担いで社稷公園まで沈黙デモを行いました。長い旗指物の中に、「挺身隊博物館建設反対」と書かれているのもあります。(挺対協ニュース 2008-11-30より)


▲光復会などの抗議集会 「挺身隊博物館建設反対」という旗が見られる。写真:尹美香(Yun Mihyang)▲



10月1日(水曜日)
 直ぐに博物館建築許可書が出てきそうです:8月末、ソウル市に「戦争と女性の人権博物館」建築許可申込書の関連書類を取り揃えて送りました。そしてその、ソウル市の担当部署での許可決定があり、1カ月余り、西大門(Sodemun)住民たちに公告を出し、告示をしました。
 今日、ソウル市の関連部署の担当者に確認した結果、10月16日頃に認可告示がでる予定であり、その後に建築許可書をだすことができるといいます。ウーン・・・。これから、建築費募金が一番の当面する課題です。建築許可を妨害する障害物が克服されたので、今や、さあ〜建築費募金のために出て行きましょう!

 第833次水曜デモ、富川(Puchon)市民連合女性委員会主管で開催:第833次水曜デモは、富川市民連合会女性会の主管で開かれました。
 司会者の凛とした声がデモの開始を知らせ、「パーウィ・チョロム(岩のように)」も、大きく鳴り響いて、詩の朗唱が続きました。
 「オモニ(お母さん)」と詩を、朴(Pak)ミヒョン会員が、ハルモニたちに、一節一節心を込めて朗読しました。
姜ジュヘ事務局長の経過報告は、変ることなく、一週間一所懸命に駆けた挺身隊対策協の活動便りと共に、海外でも熱心に繰り広げられている希望に満ちた便りを伝えました。
 次に富川市民連合の韓グミ共同代表が進み出て、韓国政府と日本政府の責任を追及しながら、より大きい力で共にやっていくことを約束する連帯発言を伝えました。
 そしてチャング独奏が繰り広げられました。恥ずかしそうに挨拶をした青年が、用心深く演奏を始めると、たちまち神技のような素敵な演奏で人々の魂を奪います。チャングのバチを叩く速度が途切れるかのごとく遅くなるかと思うと、いつの間にか固め打ちするように速くなって、また遅くなって・・・。
 拍手喝采を受けてから最後の一言。「いつでも呼んでくれればまたきます」という挨拶に挺身隊対策協実務者たちの中にまた快哉を呼びます。やったー。
 日本の9条の会の会員たちをはじめとする色々な日本の参加者たちと、水曜デモを映像に取り入れたいというオランダの青年、シャルトル修道女会の修道女様など、今日こられた方々と互いに挨拶も交わし、凛々しい男子学生の自由発言が続きました。
 建国大付属高校に通うという一人の男子学生が、試験期間で早く終わったとし、一人で颯爽と水曜デモの場を訪ねたものです。
恥じらいの後ろに潜んだその気丈夫さと健康な意識が、今日もハルモニたちの心を強固にしました。
 最後に皆の意志を盛り込んだ声明書の朗読が鳴り響き、第833次水曜デモは幕を下ろしました。(挺対協ニュース 2008-10-20より)


9月30日(火曜日)
 カナダでの日本軍「慰安婦」ハルモニの話[劇団ナビ]公演、本格推進:カナダ議会決議案推進活動に積極的に参加して下さっているジュディ趙[趙(Cho)ヒョンジュ]さんから知らせがきました。「週刊消息」を毎回よく読んでみているという挨拶もして下さり、劇団ナビのトロント公演準備に忙殺されて過ごしているとおっしゃいます。初めは、いったいできるのかと思っていたが、何はともあれ情報収集中だと謙虚に消息を伝えて下さいます。
 11月13日から15日までトロント公演で、その後19日から21日のバンクーバー公演の準備にも着手しているとおっしゃいます。日本軍「慰安婦」の歴史を知らせることに重点を置いて、カナダの学生たちを対象に、特別公演もしようと準備中だとおっしゃいます。そして収益金がでれば、「戦争と女性の人権博物館」建設基金として後援することにしたとして、少しでも収益金ができて、博物館建設にお手伝いをしようと努力しているとのことです。
 世界の隅々に広がっていく希望に満ちた平和な消息に、私たち皆が、力を出しましょう。私たちはできます。新しい歴史を作ることができます。(挺対協ニュース 2008-10-20より)


9月29日(月曜日)
 朴順姫(Pak-Suni)ハルモニ、宮古島に行ってこられた後、緊張が解けたためか、まったく身動きがおできになりませんでした:朴順姫ハルモニと沖縄の宮古島に行き、追悼碑建設除幕式に参加して帰ってきて、ほぼ1カ月に成ろうとしています。ところで最近ハルモニから連絡がなくて、ハルモニがどのように過ごしておられるか気になって、今日ハルモニと電話で話しました。
 「もしもし?」 ハルモニ特有の細いソプラノの声が電話機を通して聞こえてきて、「ハルモニ、いかがお過ごしですか」と伺うと、「私が沖縄行ってきて、緊張して、そして緊張が解けたためか、数週間まったく身動きができませんでした。緊張が解けたかと見えて・・・今は、大丈夫です」。若い人でも大変な日程でしたのに、当然、お辛かったでしょうと申し上げると、近いうちに「シュウィムト(休息所)」に行って、私の口に合う貴女の食事を味わいたくて、立ち寄るわ、とおっしゃいます。

 徐(So)ソンヒ学生、博物館のナビ(蝶々)携帯ストラップ販売で、感動させてくれる:先週、報告できなかったことがあって、今、伝えます。中央大の社会学科に徐ソンヒという学生がいて、戦争と女性人権センターのセミナーにも参加し、水曜デモにも参加し、また事務所でボランティアもして・・・。とても積極的にすべての活動に参加しているのですが、今回は博物館基金準備のためのナビ携帯ストラップを持って行って販売して、170,000ウォンを先週事務所に手渡しにきてくれました。{10月11日現在の為替レートは、100円=1,385ウォン;訳者}

 「Mr.インク」の持続的な後援:プリンターとコピー機にA4用紙が底をつくころになると、「Mr.インク」の若い社長が間違いなくA4用紙2箱ずつ事務室に置いていって下さいます。その上、実務者たちにおやつまで準備して、机の上に置いて行って下さいます。今週も、社長は私たちを感動させて下さいました。(挺対協ニュース 2008-10-20より)


9月28日(日曜日)
 戦争と女性の人権博物館建設基金:2008年1月から9月の韓国国内募金は、個人募金が209人28,393,000ウォン、キャンペーン募金が16,708,085ウォン、女子プロバスケット連盟キャンペーン募金が23,415,180ウォン、企業募金が32,420,000ウォン、海外個人募金が56,340,302ウォン、その他募金が14,237,525ウォンで、合計1億7151万4092ウォン(10月9日現在の為替レートは100円=1,384ウォン)となっています。(挺対協ニュース 2008-10-9 より)