９月２０日　
　大阪府議会開会直前行動！
「君が代」条例撤廃！「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな！
府庁包囲行動に200人参加
　　
　９月２０日（火）18時より大阪城公園内教育塔前広場にて、『大阪府議会開会直前行動！「君が代」条例撤廃！「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな！府庁包囲行動』（「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪・全国集会実行委員会主催）が行われた。約200人が参加し、集会終了後府庁を包囲するデモ行進を行った。２０日大阪府議会が開会されたのにあわせ、「君が代」起立条例の撤廃を求め、維新の会が準備している「教育基本条例」「職員基本条例」の提出を阻止するための行動だった。集会の前には、維新の会を含めた府議会各会派への働きかけ＝議員回りが行われていた。「日の丸・君が代」処分を受けた根津公子さんも駆けつけ、議員回りから行動を共にした。根津公子さんは、“結局東京都は不起立の職務命令違反だけでは私を免職にすることが出来ず、今年春に無事定年退職した。不起立３回で解雇という大阪の教育基本条例は極めて異常だ”と訴えた。　
　集会では、主催者から「橋下知事は不起立者の公表を府教委に迫り，思想・良心の問題になっている。条例は違憲違法な内容だ。9月大阪市議会、11月堺市議会に提出しようとしている。橋下知事は、学力別テストをＨＰに公表しようとする動きや府立高校の序列化など、徹底的に罰則によって義務付けながら強制による教育を強行している。9.24集会を成功させ、府議会に圧力を加えたい。9/30までに条例を仕上げさせてならない」と訴えた。
　児玉弁護士は「大阪府が国歌斉唱時は起立を強制するもので、条例として許されるのか。国旗・国歌法はそれぞれを特定したもので、強制するものではない。この条例は義務化するものだ。憲法第19条の思想・良心の自由に反するものである。橋下知事は弁護士にもかかわらず憲法19条を全く理解していない」とアピールした。
　さらに各団体からのアピールが続いた。中でも高教組が「反対したら弾圧の口実を与える」といって真剣に反対運動に取り組もうとしない執行部に対して、臨時大会を開催して闘う方針を確立するよう要求する組合員のアピールはひときわ拍手を浴びた。臨時大会の開催を要求する署名は組合員の１／４を越え、１０月初めの臨時大会開催が決定したと力強くアピールした。
　橋下・維新の会は府議会開会日の２０日に「教育基本条例」を提出する予定だったが、維新の会内部や、大阪府教育委員会・大阪府総務部との会合で反対意見が相次ぎ、条例案の修正に追い込まれており、「今月中の提出」に方針を後退させたという。粘り強い反対運動の成果である。まずは条例案を提出させないよう、維新の会に圧力をかけ、議員団にも動揺を与えていかなければならない。
　集会後は全体で府庁方向に向かって、「君が代」条例撤廃！「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな！とシュプレヒコールを繰りかえし、デモ行進に移った。
　デモ行進は、大阪府庁を取り囲んで、「君が代」条例撤廃、「教育基本条例」「職員基本条例」を提出するな等とコールし訴えた。

２０１１年９月２０日
リブ・イン・ピース☆９＋２５