9/25午前11時から、神奈川県横須賀市のヴェルニー公園で行われ、参加者は24団体、2700人で、会場一杯になった。主催は、神奈川平和運動センターと三浦半島地区労働組合。フォーラム平和・人権・環境、全国基地問題ネットワーク、平和センター関東ブロック連絡会議が共催した。私は、08年8月19日原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)横須賀配備阻止集会に参加し、この集会のことを9/21に知り、居ても立ってもいられなくなって、絶対2周年を抗議したい思いに駆られ、参加した。 集会では、神奈川平和運動センター代表宇野峰雪さんが「二年前この地に原子力発電所を建設するとしたら誰も賛成しなかっただろう。原子力空母ジョージ・ワシントンは、原子力発電所2基分相当の原子炉を備えている。GWは一年の半分横須賀にいて首都圏3千万の人口が、原子炉事故の危険にさらされている。母港化を阻止したい」と力強く訴えた。 フォーラム平和・人権・環境の藤本事務局長が「東シナ海が緊張の海と化している。石原都知事は『ヤクザの国中国とは付き合わない』と言い放っている。生活の安全保障は、過去を清算する努力が必要だ。武力は幻想で、沖縄の基地は沖縄市民を脅かしている。武力で平和は作れない」と訴えた。 圧巻だったのは、全国基地問題ネットワーク事務局長で、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんのアピールだった。集会の前に私は沖縄平和運動センターの旗を持っていた山城さんと話をすることができ、話を聞くことが出来た。 山城さんはアピールで「軍隊は何でもやるんだ。第七艦隊で十分といった民主党代表候補は雨嵐のようなバッシングを受け葬り去られ、菅首相は、何でもやりますとオバマにひざまづき、沖縄に陸上自衛隊が2万人増員され、潜水艦や戦車が増強されようとしている。戦いは生では出来ない。決して、決して、屈しない戦いに臨まないと行けない。腹の底から憤りを燃やし、決してひるまず、戦いに総決起しよう。沖縄県知事選に勝ち抜き、皆さんの前で報告したい」とかん高い声で参加者を鼓舞した。 空母母港化問題市民の会共同代表の呉東弁護士が「ジョージ・ワシントンの原子炉事故は首都圏3千万人の内100万人以上の死者が想定されている。今年GWの原子炉の修理が行われ、放射能のゴミがアメリカに向け運び出された。来年はさらに大規模な作業をすると公表している。全く市民の安全をかえりみない行為だ。私達は取り組みとして、(1)原子力空母反対パート4のビデオを作成しました。ぜひとも見ていただきたい、(2)原子力空母化撤回訴訟が11/5東京高裁でやります、参加してください、(3)住民投票実施の運動を毎週リーフレット活用して行います、ヨコスカ市民は頑張ります」と訴えた。 厚木爆同委員長・第四次厚木爆音訴訟団長の藤田栄治さんが「9/25は、厚木爆同の創立記念日だ。厚木は地獄のような爆音を味あわされ、一向に改善されていない。自衛隊の哨戒機も、今度ジェット機化したものが配備されようとしている。嘉手納爆音訴訟では、爆音は違法であり、政治責任で解決するようにという画期的な判決が出された。政権交代に期待したが、政府は米に何もいわない態度だ。外交・防衛政策は見直すと言っていたではないか。運動の力・市民の力で転換させよう」と訴えた。集会では、アピールとして、「1964年米国政府の約束(エード・メモワール)で行われないはずの(GW)の原子炉周辺の大規模な修理が日・米両政府の巧みな解釈変更で2年続けて実施され、放射性廃棄物も搬出された。この解釈の撤回とすべての情報公開、横須賀基地の空母母港化撤回を求める」が採択され、団結ガンバローで締めくくられた。参加者が、横須賀基地前で抗議し、横須賀中央駅前を通るコースでデモ行進し、GW母港化撤回を市民に訴えた。 2010年10月18日
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