11/25日 日本軍「慰安婦」問題の立法解決を求める
国際署名提出行動
[写真報告]

 300の会場に370名、内国会議員12人、秘書14人が参加しました。
 当日の署名総数:61万832筆を内閣府に提出しました。

【署名の種類と内訳】
1)日本の市民を中心とした署名 155,651筆
(日本の呼びかけによる海外から届いた署名も含む)
2)韓国の市民による署名   417,948筆
3)韓国の市民によるハガキ要請書   20,885枚
4)フィリピンの被害者・市民による要請書10,494筆
5)国際連帯署名     5,546筆
6)台湾の署名       308筆

韓国、慶尚南道でのはがき要請の取組のようす


会場である衆議院会館の前で“主権回復を目指す会”ら右翼数十人が日の丸を立て訳のわからない暴言を吐いていた。



  梁澄子さんの開始宣言


6人のハルモニと韓国から来られた
議員さんの紹介。
ハルモニ達が並んでる席の後ろに署名の山。


ハルモニの発言

吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニ 83歳

 みなさん、胸の痛い話はたくさんあります。70年間悪夢を見続けた私がどんなことが言えるでしょうか。唯一言えるのは、皆さんの家庭に幸せがいっぱいであるよう願っていますということです。家庭が幸せでなければこのような活動もできません。
 私は13歳で連れて行かれ、今は83歳です。65年前に解放されたといいますが、私たちは解放どころか、どうして隠れ続けるかを考え続けていました。もう二度とこんな人を出さないようにするために活動してください。自分の家族だったらと考えてください。この前のところでうるさくがやがや言う人には、自分たちが軍人だとすれば目の前で殴られた私たちに同じことができるのかと言いたいです。
 人々は解放されたと喜びましたが、私はさらに過酷な生活をさせられました。見ることもなく、やられたこともなければ、色々なことを言えます。私たちはお金をくれと言っているのではなく、人権を回復したいのです。おじいちゃんのことだからわからないと考えたらダメです。もし戦争がまた起きたら私のような者がまた出ないとも限りません。この問題が解決できなければまた戦争が起こります。
 何しゃべればいいのか。本人のためにもなるからよく聞いてください。武器持って戦争したらダメだ。けんかは好きだけど慰安婦はいや。馬鹿は死ななきゃ治らない。政治家の口車には乗らないこと。戦争はだーめなの。
 戦争を起こさないこと!

宋神道(ソン・シンド)ハルモニ 88歳


李秀山(イ・スサン)ハルモニ 82歳

 わたしたちの痛みを慰め、取り除いてくださるために活動してきたみなさんに深くお礼を申し上げます。少女時代に何もわからないまま連れて来られて…。私は口べたですが、62年以上ひそめていた秘密を話したい。私は中国の黒龍省に17歳で連れて行かれました。1945年に中国の朝鮮族の抗日の共産党員と結婚し、55年間をいっしょに暮らしました。自分の過去を知られるのではないかと震えていました。心が辛く我慢できない時もありました。彼は朝鮮が植民地であったこと、中国で三光作戦があったことを言ってくれました。彼の助けで心が少しは楽になりました。彼の死後大邱に来て市民に世話になりました。みなさんが私の心の中にあるしこりを取ってくださいますように。私一人ではできません。議員や市民の方々に…。私は80歳になりました。私の心の中にはもっと苦い気持ちがあります。私の体には刀傷など様々な傷があります。私の恨を晴らしてほしい。戦争は絶対反対です。

署名を会場から内閣府に持って行くようす。
 左の写真はキム・ボットクハルモニ、右写真は韓国挺身隊問題対策協議会の常任代表 尹美香(ユン・ミヒャン)さん。

金福得(キム・ボットク)ハルモニ

韓国と日本の議員の方々の発言や活動報告がありました。


スタンディング行動の写真
ソウルの水曜デモの定番の歌と踊りがありました。

 
ハルモニも一言ずつ発言されました。
  
最後に力強いシュプレヒコールをあげました。

 私たちは、新政権がこの問題の解決を次世代に持ちこすことなく、一日も早く法律を成立させ、高齢の日本軍「慰安婦」被害女性に心からの謝罪と償いを届けることを求めます。

2010年12月6日
リブ・イン・ピース☆9+25


国際署名提出行動の詳しい報告は以下に掲載されています
「慰安婦」決議に応え 今こそ真の解決を!