[速報]いま 大阪の教育があぶない! 12・21集会



団長のあいさつ
 12月21日(日)午後、大阪市西区民センターで、「「新勤評反対訴訟」判決直前の教職員・市民集会 いま 大阪の教育があぶない! 12・21集会〜撤回させよう!評価・育成システム」〜」が新勤評反対訴訟団の主催で行われました。私たちリブ・イン・ピース☆9+25も、橋下府政による公教育破壊、差別・選別教育、競争主義に反対する立場から、この訴訟と集会に注目し、参加を呼びかけてきました。
 まず訴訟団の団長から、2年にわたる訴訟闘争の前進の確認がありました。次に事務局長からの基調提起。弁護団は、訴状の中身では内容的に完全に勝利している、あとは裁判長の判断だとしました。特別講演の大内裕和氏(松山大学教授)の講演「橋下『教育改革』が子どもたちから教育を奪う〜新勤評と『格差』のための教育〜」は、新勤評反対訴訟が橋下「教育改革」との闘いの中で持つ大きな意義について語りました。徹底した公教育擁護の立場、学ぶ子どもたちの立場に立った講演は参加者の心を熱くしました。報告と討論では、夜スペ・和田中モデルの実態やILO・大阪弁護士会からの勧告などの報告がありました。途中で、記名参加者が250人を超えたという報告がありましたが、会場はぎっしりと埋まり、300人は参加したのではないかと思います。いよいよ12月25日は判決です。大結集しましょう。

2008年12月21日
リブ・イン・ピース☆9+25 N

新勤評反対訴訟 判決

日時:12月25日(木)13:30〜 大阪地方裁判所202法廷(大法廷)
              集合13:15(一階ロビー)
街頭ビラまき 14:15〜14:45 大阪府庁前と大阪市役所前の2カ所で
法廷後集会 15:00〜16:30 エルおおさか(京阪・地下鉄天満橋駅)

新勤評反対訴訟団ホームページ





 弁護団からは、‘教職員評価・育成システム’を教育への不当な支配という観点から批判してきたが、もう一つ、子どもたちの教育の権利を不当に侵害し、教員の評価をあげるために子どもをダシに使うというとんでもない制度だという点を強調しました。
 大内さんは、新勤評反対訴訟が橋下「教育改革」全体を批判する射程を持ちうると意義を語りました。新勤評は憲法23条、憲法26条、教育基本法第6条に違反していると批判し、教育が矮小化され、子どもの必要からではなく、行政の目標に子どもたちを縛り付けるものだと厳しく批判しました。そして現在起こっている自公政権の危機が、教基法改悪や憲法改悪に反対する世論・運動と構造改革による格差拡大への批判とが高まることによってもたらされているとしました。今後いっそう9条改憲阻止の反戦平和運動と25条を守り生存権・社会権を獲得する労働組合運動を結合させることが重要と語りました。