10月17日、イスラエルはガザ北部のアル・アハリ病院を爆撃し、患者と避難住民、医師・看護師ら500人を虐殺し、数百人を負傷させました。これまで最大の市民虐殺です。病院とそこに保護された患者を攻撃することは絶対に許されず、戦時国際法、国際人道法に明確に違反する戦争犯罪です。われわれはイスラエルの重大な戦争犯罪を断固糾弾します。 世界中で病院爆撃と大虐殺に対する非難が高まると、イスラエルは戦争犯罪隠蔽に走りました。厚かましく、病院攻撃はイスラム聖戦派のロケット誤爆と言い出しました。しかし直前に病院が避難しなければ爆撃すると脅迫したのはイスラエル軍です。病院に潜むハマスを爆撃したと戦果を公表し、後で削除したのはネタニヤフのアドバイザー・ナフタリでした。ロケット誤爆の証拠だと公表した動画が攻撃時間と40分もずれていたので慌てて削除したのはイスラエル軍です。全部デタラメです。10月7日以来、60件もの病院攻撃、さらには学校攻撃を繰り返してきたイスラエル軍こそが犯人であり、戦争犯罪人です。 イスラエルはガザへの地上侵攻、空爆を止めよ イスラエルはすぐにでもガザへ地上侵攻するつもりです。ガザには220万人のパレスチナ人が電気も水も食料も遮断され、避難所さえない悲惨な状態で閉じ込められ、連日空爆で殺されています。すでに3000人以上の市民が殺されています。イスラエル軍の地上侵攻を許せば、これに数倍する大虐殺は避けられません。イスラエルはパレスチナ人そのものの民族浄化と大量虐殺(ジェノサイド)を狙っています。世界中の反対、批判で絶対に侵攻を許してはなりません。 日本政府はガザ大虐殺のイスラエル支持をやめろ バイデン大統領は18日にイスラエル入りしました。侵攻と虐殺を止めるためではありません。バイデンは「病院攻撃はイスラエルではない」とイスラエルの病院爆撃と市民虐殺を免罪し、地上侵攻にGOを出しました。空母2隻、兵士2000人と軍事支援しています。米国は共犯です。国連安保理では「一時停戦」決議さえ拒否権で葬り、ガザ侵攻に道を開きました。 パレスチナ人攻撃支持では日本政府も同罪です。イスラエル人が殺されればテロだ、「反撃する権利がある」と大騒ぎですが、病院で500人も殺されているのに、イスラエルの犯人すり替えに乗って非難さえしません。イスラエルは善で、パレスチナは悪というトンデモない2重基準です。ガザ侵攻は絶対止めなければなりません。そのために、日本政府に対してイスラエル支持をやめ、ガザ侵攻に反対するよう要求しましょう。
2023年10月19日 |
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