9月11日、東日本大震災・福島原発事故発生から半年の企画として、南海線堺東駅前で、市民に原発についての意見を聞くシール投票:「原子力発電所あなたならどうする?」&ビラまき&原発さよなら署名を行いました。 シール投票は、「一刻も早く全ての原発を止める」「定期検査の後はもう動かさない」「期間を決めて徐々に原発から撤退する」「これまでと同じように動かしていく」「どうすればいいかわからない」の5つの選択肢の中から、自分の意見のところにシールを貼ってもらうというものです。 通行する人にビラとシールを手渡し「原発のアンケートをしています。シールを貼って下さい!」と声をかけながら、約1時間行い124名の方がシールを貼ってくれました。結果は「一刻も早く全ての原発を止める」41名、「定期検査の後はもう動かさない」9名、「期間を決めて徐々に原発から撤退する」56名、「これまでと同じように動かしていく」8名、「どうすればいいかわからない」10名でした。アンケートには学生などの若い人や、子供を連れた母さんたちが多く応えてくれていました。
震災後半年が過ぎ、しかも福島から遠い関西ということで、かなり原発事故への危機感は薄れているかもしれないと感じていましたが、そんなことはなく、脱原発が圧倒的多数で、「これまでと同じように動かしていく」はわずか6%でした。福島原発事故がいかに人々の意識を大きく変えたのかがわかり、原発推進にしがみつく政府の政策が世論とかけ離れていることが、明らかになりました。 また、「原発から撤退」の中でも、「期間を決めて徐々に原発から撤退する」がかなり多いのではと思っていましたが、たしかに数の上では一番多いものの、「一刻も早く全ての原発を止める」が33%、「定期検査の後はもう動かさない」も合わせると40%になりました。多くの人が、出来ることなら今すぐにでも止めてほしいと考えているのです。 そして、「徐々に撤退」も含めた脱原発は85%にのぼります。 シールを貼る前に真剣に考えて下さった若い女性や、考えに考えた末「わからない」に投票してくれた若い男性、「なぜそう考えるかという理由が書いてない」と文句をいいながら即時停止に投票してくれたおじさんなどさまざまでした。 女性はピンク、男性は緑を貼ってもらいました。場所柄からか女性が多かったのですが、「一刻も早く全ての原発を止める」は男性の割合が比較的多く、体育会系の学生風の人たちや高校生の人たちが、迷わず貼っていってくれたのが印象的でした。 みなさん、ご協力ありがとうございました。この結果は政府にも届けたいと思います。
中学生の女の子は、学校で一度道徳の授業で原発事故をテーマに話し合いをしたと言っていました。原発は危険で止めたいという雰囲気になったようです。 投票結果
2011年9月12日 |
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