2月20日関電の全ての原発がとまる
大飯原発3・4号の運転再開を行わないよう申し入れ

 本日13:15より関西電力本店前で、大飯原発3・4号の運転再開を行わないよう申し入れ行動が行われました。平日の昼間にもかかわらず、100人もの市民が参加しました。申し入れを行ったのは15団体・個人。ちいさな子どもを連れたお母さんや福島から避難してきた女性など、一人一人の訴えが胸を打ちました。
 本日2012年2月20日は、関電の全ての原発がとまるという歴史的な日になります。原発なしでは電気が供給できないと言い続けてきた関西電力は真っ赤なウソをついていたのです。申し入れ書を受け取りに来た関電の社員は、“原発がと止まったら明日から停電するのですか”との問いに、“何とか融通してやっていく”と答えました。
 1分1秒が原発がなくてもやっていけることを証明しています。私たちの命や生活を脅かす危険な原発はいらないのです。止まった原発は二度と動かさないでください。
 リブ・イン・ピース☆9+25も以下の申し入れを行いました。

関西電力(株)八木誠社長様
 関西電力の原発が全て止まることをとてもうれしく思います。重大事故と放射能の恐怖から解放されます。しかし今も放射能汚染と被曝にさらされ、避難を続ける福島の人のことを思うと胸が痛み、原発推進する人々への強い怒りを感じます。私たちは原発の電気はいりません。危険な原発はもういりません。大飯3・4号基の運転再開をしようとするのは止めてください。
 国会の事故調査も始まったばかりで福島原発事故の原因もまだ判っていません。若狭湾で起きたという津波の調査もまだ終わっていません。大飯原発の近くを通る活断層が連動して動くと想定を超える巨大な地震が起きます。福島原発のような事故は起こさないとどうして言えるのですか。原発の燃料プールに溜まり続ける使用済み燃料はどうするのですか。10万年、100万年もの長い間安全に管理できるのですか。
 日本政府は、昨年の夏前、電力会社が供給できる再生可能エネルギーの容量が原発約7基分 750万kwもあったのにゼロとした試算を行い、電力不足を煽っていました。原発ゼロでも電力は足りる、政府はこれを知っていたのに隠していたのです。そして実際、昨年夏は電力使用最大ピーク時でも供給余力が1800万キロワットもありました。
 私たちの命や生活を脅かす危険な原発はいらないのです。こんな状態のまま運転再開などあり得ないです。大飯3・4号基の運転再開を止めてください。

2012年2月20日
リブ・イン・ピース☆9+25