玄海原発プルサーマル中止要望書に賛同しました

 佐賀県の九州電力玄海原子力発電所3号機で、日本で初めての「プルサーマル」が実施されようとしています。プルサーマルとは、ウラン燃料を使うように設計された原発で、設計に反してプルトニウムを混ぜた燃料(MOX燃料)を使って発電を行うことです。MOX燃料には、融点が下がる、ガス発生が増える、制御棒の効きが悪くなるなど、ウラン燃料と比べて安全上不利な点がたくさんあり、原発を一層危険にするものです。
 プルトニウムは長崎型原爆の材料であり、微量でも体内に蓄積されると非常に高い確率でガンを引き起こす猛毒物質です。私たちは、原発や再処理工場に反対する立場であり、危険で猛毒のプルトニウムを原発で利用するプルサーマルの実施に反対します。
 九州電力は、玄海原発3号機へのMOX燃料の装荷を既に終え、まもなく運転を始めようとしています。これをやめさせるため、佐賀県と福岡県の市民団体などから、政府と佐賀県知事、玄海町長、九州電力にあてた

「46万人もの人々がプルサーマルの中止を求めています
人々の声を無視しないでください!
玄海原発プルサーマルを中止するよう、強く要望します」

という要望書が提案されました。
 私たちリブ・イン・ピース☆9+25も、この要望書に賛同しました。

2009年11月3日
リブ・イン・ピース☆9+25

[関連情報]
佐賀県知事への要請書(10月29日、美浜の会HPより)
プルサーマルよりカーニバル
プルサーマル 玄海原発5日原子炉起動 「誰のための国策か」 市民団体から怒り相次ぐ(西日本新聞)