6月14日(日)「止めよう!戦争立法 総がかり国会包囲行動」が行われ参加した。参加者は2万5千人(主催者発表)。 幾重にも国会を取り囲んだ。 午後2時の開始前から続々と人々が駆けつける。最寄り駅から国会へと続く人の流れ。人々の流れは集会開始から1時間経ってからも続いた。 非常な熱気。主催者の「戦争法案絶対反対」の連呼に応える参加者からの大音声。戦争に不安を持ち、安倍首相のやり方を許せないと感じていた人々の中で、何かが大きく変わった。間違いなくその潮目の変化をもたらしたのは、4日の衆院憲法審査会での参考人意見。戦争法への「違憲」表明。これをきっかけに、大きく弾けた。漠然とした不安、野党の追求の弱さに忸怩たる思いを持っていた人々に、「違憲」は大きなスローガンとなり、人々の怒りを集約する言葉となったことを実感。道端で話すことのできた人たち、皆、共通したその思いだった。 参加者の多くは40代以上と見受けられた。男性・女性比は半々くらい。残念なことに、10代、20代の若者の参加が少く思ったが、渋谷では3000人〜5000人の若者デモが行われていたことを後で知った。近年ない勢いで若者・学生の闘いが全国にひろがりつつある。 戦争法案反対の多くのバナーとともに、老齢者の「若者を戦場に送るな」との大看板。 2時から始まったスピーチ。民主党、共産党、社民党と反対のアピールが続く。さらに政治家以外のスピーチが印象的だ。鳥越俊太郎氏は、戦争法案によって日本でテロに巻き込まれることを、イギリス、フランスの例から説明した。とても実感に合っている。そして最も印象に残ったのが漫画家の石坂啓氏のスピーチ。拍手もひときわ大きい。 「私たちの戦争は、何々海峡ではなく国会である」(大きな拍手)、「卑怯者の安倍、戦争によって息子を殺すとはっきりと言え」(拍手)、「国民の誰一人としても殺さない政治こそが政治家としての安倍の仕事」(大きな拍手)、「私は、後方支援ではなく、(国会の)最前線にいる。闘う!」(大きな拍手)。 また、”芸人9条の会”の菊千代氏の野党批判。「ここまでになった責任は野党にある」(とてもウケている)。その他、日弁連の砂川判決利用の批判。鎌田慧氏は砂川判決の跳躍上告が米国からの圧力に屈したものとして日本の司法批判を行った。海外からのマスコミも多い。特に韓国の報道陣が目立った。 この集会に結集したエネルギーは、さらに運動を大きくしていくだろうと確信した。 2015年6月19日 ※6月14日(日)渋谷デモ https://www.youtube.com/watch?v=6m2RrHH82Wo https://www.youtube.com/watch?v=yRnE4Ewosq4 |
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