4月3日の@カフェは「戦争法で軍事費膨張! どうなる生活!?」の第二弾として、軍事費突出、戦争準備のもとで進む子どもの貧困や学生の窮状を取り上げました、教育予算を検討していく過程で日本の子どもや若者たちが置かれている深刻な状況についてこれ以上放置できない問題として批判しました。 国会でも、「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログをきっかけに「保育園待機児童問題」が、子どもの貧困、ローン地獄の奨学金問題なども取り上げられるようになっていました。 しかし安倍首相が言及する対策は、児童養護施設の子どもに限った奨学金返済免除や、貧困層の子どもも含めた人材育成教育などあまりにも子どもたちが置かれた実態からかけ離れています。初年度納付金国立大学で80万円、私立大学で140万円(文系)、大学卒業時に学生が抱える返済額400万円というのは、異常極まりありません。安倍政権はこの問題に全く手を付けようとしていません。 「経済的徴兵制」にしても、「自衛隊に行くか年収100〜200万円の非正規掛け持ちか」「自衛隊か風俗か」のような究極の選択を現に迫られている学生が多数いるという問題です。このような過酷な環境は、単に生活の問題にとどまらず子どもや若者の考え方や社会認識、精神に深刻な打撃を与えることになります。 参加者からも様々な意見が出されました。参加した高校教員によれば90年代終わりごろから両親とも非正規という家庭が出てきており、子どもを抱える家庭の生活力が急激に悪化していることが報告されました。また部落解放運動の中で教科書無償化要求が出され、被差別部落の子どもだけでなく、すべての子どもの無償化を実現していったことや、家が貧しく自分だけが他の子がもっている文房具などをもてなくつらい思いをしたことなどの発言がありました。 私たちが4/18に行った街頭シールアンケートでも8割の人が「奨学金は給付(返済なし)にすべき」と答えています。 リブ・イン・ピース☆9+25でこの問題の分かりやすいリーフレットを作成し、世論喚起と政府への要求を強めていきたいと考えています。 2016年4月25日 当日の報告 ○高騰する大学学費と奨学金返済地獄 ○子どもの貧困 ○奨学金Q&A ○経済的徴兵制 |
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