「子どもたちに渡すな! あぶない教科書大阪の会」の伊賀正浩さんから、今年の教科書運動は正念場であることが報告されました。 [1]教育基本法が改悪され、新学習指導要領が制定された中での、初めての中学校採択であり、国会議員、都、市長の介入のおそれがあること。どのような基準で教科書が採択されるか、子どもたちの教育に直接携わる教員の意見がどのように反映されるのか注視していること。 [2]全ての教科書が「つくる会」化の傾向にある。特に自由社と育鵬社の2社が特徴的であるが、「つくる会」系教科書を不採択に追い込むことだけでなく、他社の教科書についても同時に批判が必要であること。 [3]これまであまり取り上げられなかった「竹島」「尖閣諸島」に関する領土ナショナリズムが焦点化、「愛国心」を子どもたちに煽る記述が増えていること。 [4]東日本大震災を受けて原発の記述が新たな争点に急浮上していることなどが報告されました。 6月中旬頃から区単位で図書館での教科書の展示会があるそうです、出来るだけ展示会に行って教科書を検証し、不正記述、歪曲記述を批判していきましょう。 [当日の報告] 「つくる会」系(育鵬社版と自由社版)教科書の問題点と今年の教科書運動の課題 レジュメ(PDF) 資料(PDF) (リブインピースだより第17号より) |
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